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ルイ・ヴィトンのモノグラムが似合う女になりたかった

ラグジュアリーブランドの、パッと見てそれと分かるアイコン的存在。
それらは、人の持つそれぞれの雰囲気やバランスから、似合うもの似合わないものがあると思っている。


若さとラグジュアリーの違和感

ヴィトンのアイコン的存在はモノグラムだけれど、あんなに素敵なものがわたしは残念過ぎるほどに似合わない。誰かから似合わないと指摘されたわけではない。10代の頃から、「どうしてもわたしには似合わない」と自分で勝手に思っている。

「若さ」と「ブランドのラグジュアリー感」が釣り合わないと思っている節もある。
着こなしにアイコン的存在を取り入れるとき、その人自身の格のようなものがないとどうもブランドが浮いて見えてしまうのだ。もちろんアイテムによるし人にもよるし、一概には言えないけれど。
ファッションとして完成されていないというか、ブランドものが馴染んでいないというのか。

年齢を重ねているからこそ似合うものがあると思っているところもある。
わたしはそういった"雰囲気とのバランスの違和感"を必要以上に感じ取ってしまう。

と言いつつ大人なら誰でも馴染むわけではない。
その人の持つ雰囲気や個性から「合わない」と感じることもある。

それは自分自身を客観的にチェックしていなければ気が付けない。
好きな気持ちで持っているのなら良いのだけど。それがもし見栄やステイタスを保ちたいためなら、本当に残念だと思ってしまうのだ。


自分の感覚を信じて

ヴィトンのモノグラムは、昔からずっと変わらずに素敵だと思う。スピーディなんて、似合う人・ハマる人が持っていれば輝いて見えるほどにおしゃれだ。

30代、充分な大人。
もう良いだろうと思っても、やっぱりわたしにはヴィトンがはまらない。
うん。似合わないというより見た目にはまってくれない。

誰もそんな風に思わないだろう。もし持っていても、きっと浮くことはないと思う。けれどわたしの中で生まれてしまう違和感に自分自身が耐えられないのだ。

その違和感を無視して手に入れたいとは思えない。
わたしはわたしの感覚をなにより一番信じているし大事にしているから。
はっきりと言葉にできない、そんな想いが宿るときそこでは確実にわたしのセンサーが何かを察知している。

だから、流されずに生きる。
この先もっと年齢を重ねて、いつかはまるときがやってくるのが楽しみで仕方ない。



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