王冠
岡田 桂子 作 254×120mm
“Crowns” by Keiko Okada
古来から多くの財宝は金で作られてきました。王冠、宝剣、宝箱…。権力を手にした者は、黄金で装飾物や身の周りの実用品を作って、飾ったり活用したりします。そんな中から岡田さんは王冠と宝剣を描きました。
それぞれを金の和紙で切り出した後、赤や青い宝石を散りばめます。そしてその後に様々な背景の紙の上に配置してみたのですが、明るい色の中に置くと金色が引き立たないのです。そこでベルベットを思わせる暗い赤とトルコ石を思わせる青のなかに配置。それで両方とも金色が引き立ち、王者にふさわしい威厳ある宝物になりました。
合わせて額も作品に似合うようなクラッシックなものを使っています。全体のゴージャスな雰囲気をお楽しみいただければ幸いです。
(「金の輝き」出展作品 2024.6.12~6.29 於:剪画アート&スペース http://bit.ly/hc8WTq)
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