タヴィストックジェンダークリニックについて書いたところの皆さんの反応の記録
タヴィストックのジェンダークリニックのスキャンダルについて、Yahoo!ニュースで触れました。記事はLGBT法案のもう一つの焦点―学校から医療に送られる子どもたちです。日本でもすでにトランスの若者の支援団体が、親に内緒で来るようにと交通費まで渡しているところがありますし、そこの代表は思春期ブロッカーを、副作用があるとは言わず薦めてもいます。少なく、「投与をやめれば元通り通常の二次性徴が起こります。さらに、15歳未満でも使用することができます。この療法によって、二次性徴による苦悩を劇的に減らし、本人のメンタルヘルスが良好な状態で、将来自分がどのような性別で生きたいのかを改めて模索してもらうための余裕を持たせることができるのです」と「『考える時間』を確保するのもアリ」だといっています(6月8日追加)*。
こうした医療の問題は、学校現場を起点としても、これから起こりうる問題でもあります。
かなりの覚悟をもって書きましたが、多くのポジティヴな反応を戴き、またこれまでの経験からすると、相変わらずの「こいつの記事はでたらめだ」→「あいつの記事は読むな」の流れは信じられないほど少なくなっています。社会学者の小宮友根さんが、Twitterのアカウントを消されたため、以前のように「ハブ」となられて、私の発信を「デマ」だの「ナチ」だの拡散されることがなくなったのも確実に大きいと思いますが。
とはいえ、大学講師の方のツイートは↓、現時点で3万ほどみられていますが…。誹謗中傷の記録として、残しておこうと思います。万が一、裁判をすることになったときに、必要なツイートの保存として。また一応反論をつけておきます。
*記事で書いたのは、イギリスでの現状と、自民党案が学校での理解増進の場所を動かしたという点です。日本の医療現場で何が起こっているかについては、何も言及していません。
ですから「結果、雑で偏見まみれな知識でこんな実態と乖離した記事を流布する」などという事実はありませんし、名誉毀損です。「これが学者なのか」などという一文を軽々しく使う人に驚きます。私も同感です。
*こうしたツイートには、こうしたリプライがぶら下がっています。本当にYahoo!にも迷惑だからやめて欲しい。自分たちに都合の悪い発言があると、「こいつのいうことは嘘だ」と言説ではなく、発言した人の人格を貶め、発言力を削ごうとし、とにかく関係部署に連絡をして、発言の機会を奪おうとするのが特徴です。キャンセルカルチャー。
*記事を呼んでくれとしか言えない。集団訴訟を1000人単位ですると弁護士が募ってました。何をどうしたらこんな誤読が可能なのか。
*トランスジェンダーの子どもを「受け入れる」のではなく、「つくりだす」ことがあることが問題になっているのです。LGBT法案で医療行為に関する規定はないですが、研修のありかたによって、医療行為においやられていく子どもたちがいる可能性を心配しています。海外では起きていることですから、維新・国民案に「保護者の理解と協力を得て」という規定があるのだと説明しただけです。
*だから、そんなことが法文に書きこまれてあるなどそもそもいっていません。
*いつもいつも「デイリーメイルを引用するなんて」と媒体に言及し「だからダメだ」という結論を導き出すやり口。内容の検討はしないで、媒体をもって「だからダメ」方式。他の媒体でも当然報じられているのですが、みなさんが日本語で読めるように、日本語訳をしてくれている記事をつけただけです。タヴィストックジェンダークリニックで検索すれば、大量に記事が出てきますよ。
*媒体が○○だからばかり。左派メディアがWokismに寄っている結果なんですけどね。じゃあ、タイムスの記事にすればいい?ガーディアンにする?購読してないと全文が読めないからやめたのですが。”Time to Think”は、私も購入したもののまだ未読です。
*クリニックが、丁寧なカウンセリングをしていたの論拠をください。
*媒体がデイリーメイルであったというだけで、内容を検討せず、鬼の首を取ったように偉ぶるひとにはなりたくないです。
それにしてもこうした誹謗中傷は、減りましたね。こういう誹謗中傷を受けて「やっぱり千田はろくでもないやつなんだな」というツイートも散見されましたが、記事を書く以上織り込み済みではあります。しかし本当に、言説ではなく、相手を黙らせることに関心があり、いろいろと書かれるのだなと思うと、冷静に議論できる日はいつ来るのかと思います。少なくとも私は、粘り強く着実に、事実に基づいて学問をしていきたいと思います。.
*遠藤まめたさんから、「デマを書かれ」たと苦情が来たため、表現を改めました。「私が個人的に推奨しているのではなく日本精神神経学会や、WPATHのstandard of careでエビデンスに基づき書かれていることです」ということですので、ここに記しておきます。顛末については、遠藤まめたさんによれば、思春期ブロッカーは可逆的で、副作用は「少ない」そうです。をお読み下さい。