夢も持てずに、超現実的にならざるを得ないある中学生に、大人になっても夢は追いかけ続けられると伝えてあげたい!
ある生徒との会話。
生徒A:「今度、学校で英語のスピーキングコンテストがあるんですよ・・・」
私 :「そうなんだ。どういう内容を話すの?」
生徒A:「タイトルは『My Dream(私の夢)』です」
私 :「ところで、〇〇さんの夢は?」
生徒A:「(しばし無言)・・・私、夢ってないんですよねー」
ガーーーン!!
私 :「なにそれ、寂しいじゃないの!まだ中学2年生じゃん!夢の一つくらい持てないでどうするのーーっ?」
生徒A:「しいて言うなら、OL・・・ですかね?」
私 :「それって、オフィスレディのOL?」
生徒A:「そうです。そのOLです」
OLは会社員であって、夢の職業ではないんじゃない?
私 :「確かに就活大変とかあるだろうけど、会社に就職して働くことは 夢ではないよね?その気になれば誰でもなれるわけじゃない?」
生徒A:「でも、例えば好きなことをやって生きていくとして、お金を稼ぐのに大変だろうなーとか、生活していけるのかなーとか。そう考えるとお金をきちんともらえる方がいいと思うんで・・・」
おーーーい、なんでそんなに現実的な考え方しかできないの?
なんでそんなに冷めてるの?
私 :「例えば〇〇さん、ピアノずっと習っているじゃない?仮に嘘でもいいから、ピアニストになりたい!とかの方がずっと夢らしいよね?」
生徒A:「でも、自分のお母さんにもしも私がピアニストになりたい!と言ったとしたら、なんて言われると思います?ピアニストになるためには音大に行く。お金が膨大にかかる。音大を出たとして、みんながピアニストになれるわけじゃない。その後の人生どうやっていくの?・・・的なことを言われるわけですよー。そしたら、ピアニストになりたいなんて思えないですよね?」
そっかー。親が現実的だから、こんな考え方になってしまうんだー。納得だけど、もう少し夢くらいみさせてあげて欲しいー。
結局子供の思考回路は親によって決まっていくのだということを改めて痛感させられたのでした。
この3年近くコロナ禍で親の仕事に影響が出た子たちも沢山見てきたので、お金が大切という現実的な考え方になってしまうのは非常によく理解はできます。もちろんお金は大事です。私自身も、老後も何の不安もない潤沢な財産があったらなーなんてこと、しょっちゅう考えます(笑)。
でもね。まだ若干14歳とかですよー。これから高校に行って、恐らくは大学に行って、それでOLさんになって・・・。で、結婚して・・・
生徒A:「私、結婚って興味ないんですよねー。うちの親、ケンカばかりしているから、正直それ見てると結婚って相手に合わせたり、合わせてもらったり、そういうの面倒臭そうなんで・・・」
Oh my god!今からそんなこと言ってて、これから生きる楽しみとかはないんかい?
私の人生、何かしらの夢をずっと追いかけ続けてきた人生でした。考え方ひとつですが、叶った夢もあれば、叶わなかった夢もありました。去年からはまた新たな夢に向かってチャレンジを続けています。来年も再来年も、まだまだあきらめずに追いかけ続けたいと思っています。
〇〇さんが今夢を持てないとしても、これから生きていく過程において、何かしらの夢を見つけて欲しいと心から願ってしまいました。
スピーキングコンテストの件は、英作文は自分でやってもらうとして、例のピアニストになりたいとしたらこんなことしゃべってみたら?というのをサラッと書いてあげました。嘘でもいいから、こっちでやってみて・・・と。
大人になっても夢は元気をくれる源なんだぞーっ!
大人になって夢夢言ってアホだねーと言う人も確かにいますが、私は一生夢みる夢子で構わないと思っています。だって、夢が持てなくなったら私の人生味気ないものになってしまうもの。
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