『きのう何食べた? season2』は優しい世界観そのままの、笑って泣けてやっぱり最高のドラマです!
心待ちにしていた『きのう何食べた? season2』が始まってから、毎週金曜日の夜が楽しみで楽しみでたまりません。
第1話の最初のシーンから一気にあの世界観に引き戻されて、シロさんとケンジの変わらぬ日常生活の風景にほっこりさせてもらっています。
『season1』との違いといえば、結構シンジに対して厳しめだったシロさんが、ケンジに非常に優しく接している印象というところでしょうか。
劇場版のストーリーを経て、二人の関係性がまた一歩進んだところから始まったという気がしました。
第3話は小日向さんとジルベールがやっと登場してきて、四人での「ハロウィンパーティー」最強でした。小日向さんの筋肉ムキムキのポリス姿(確かに”洋物感”ありすぎ)に、どう見てもネコのジルベールの狼コスプレ(笑)。この二人もいいコンビのままでした。
小日向さんとジルベールのなれそめを初めて知ってビックリでした!まさかの家庭教師と生徒の関係性で、ジルベールが12歳のときの出逢いとは…。18歳になったジルベールの方から小日向さんへアプローチしてきたというのも”ツンデレ”なジルベールらしいエピソードでしたね。
ジルベールは父親からは見捨てられたらしく、その点はかわいそうでした。でもだからこそ、自分を認めて大切にしてくれる小日向さんの存在が彼にとっては″かけがえのないもの″だとよく理解できました。
パーティーから帰る途中でケンジが「でも…よかったよね。あの二人がちゃ~んと出逢えて」と。そう言ったケンジの顔を見つめながら微笑んだシロさんが「そうだな」と言ったとき、自分もケンジと出逢えてよかったとしみじみ感じていたのではないかと想像しました。ケンジへの想い溢れるシロさんの穏やかな表情が心に残りました。
シロさんのご両親も登場で、第3話は盛りだくさんでしたね。ご両親の「屋内納骨堂見学」に付き合ったシロさん。未だに親のメンツの立て方にひと苦労している様は、非常に親近感がわきました。
シロさんがご両親と食事なので、一人メシのケンジ。背徳感ありありのカツ丼は美味しそうでしたが「俺シロさんのご両親とは、もう二度と食事することもないんだろうなぁ…」とつぶやいたケンジの言葉には少し胸がしめつけられました。
でもその後すぐに帰宅したシロさんとケンジのやり取りにジーンときてしまいました。
シロさんのご両親からケンジがもらったイチゴ。「これからも息子をよろしくって、母親が。ハッキリ言ってなかったけど、いつぞやの無礼のお詫びもあるんだろ」
”無礼”とはすなわちケンジに対して「もう実家には来ないでほしい」とシロさんの母親が言ったこと。
この一連の二人のやり取りから、シロさんはケンジを、ケンジはシロさんをこれ以上ないくらい大切に想い合っていることが伝わってきました。
二人が無言で微笑み合うシーンは、このドラマにおいて深い意味を持つといつも感じています。言葉がなくても分かり合えるお互いの愛の深さ…二人から感じられるその″優しい愛″によってこちらも自然と感動させられてしまうんですよね。
その後のお墓の件でのやり取りがまた、シロさんの母親のなんとも複雑な心境を表していましたね。ケンジのことを受け入れてあげたくても受け入れられない自分がいて。でも息子の幸せはいつも願っている…。
お墓を購入するのに一人より、二人より、家族五人まで入れるとよりお得になるということで、シロさんとケンジに追加料金の百万を出してもらうのはどう?と提案する母親。
「みんなで一緒のお墓に入ったほうがお得じゃない」
ケンジはこれを自分も骨になってしまった後の話にもかかわらず「嫁・姑同居問題じゃない?」と茶化しておどけてみせた…重たかった空気がガラッと変化して、いつもの二人の日常に戻っていったこのシーンは見事でした。
これからシロさんの昔の彼氏役でミッチーこと及川光博が出てきたりでまだまだひと波乱ありそうですが、シロさんとケンジ、二人の絆は永遠です!
最終回…を迎えてほしくないと今から思っていますが(笑)、美味しいレシピと共に最後までこのドラマの世界観を楽しみたいと思っています。やっぱり『きのう何食べた?』は私にとって最高のドラマです!!
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