「川越れとろトリップきっぷ」を利用しての「川越日帰り旅」はお得で快適でした!
仕事が一段落するこの時期に、毎年一泊だけ夫婦で温泉旅行に行くのが恒例行事になっていました。今年は母がまだ入院していることもあり、なんとなく気が引けて近場に日帰りでプラッと行こうということにしました。
いくつか候補がありましたが、お墓参りの帰りにチラっと寄ったりしただけで考えたらどっぷり散策したことがなかった、小江戸・川越に行くことに。
何種類かこの手のお得なクーポンがありますが、電車の中で広告を見てからずっと気になっていた「川越れとろトリップきっぷ」を利用してみることにしました。
昨年からスタートした”スマホ専用”のサービスなんですが、【電車もしくは電車&バスの交通きっぷ+ごはんきっぷ+おたのしみきっぷ】の3つがセットになったお得なサービスです。電車のみと電車&バスの料金の差額はたった400円。迷わず【電車&バス】の方を選択しました。
電車は有人改札を通って駅係員にスマホの画面を提示すればOKで、バスも降車の際に運転手さんにスマホの画面を提示すればOKの手軽さです。
【ごはんきっぷ】を使用できるお店と食べられるメニューが限られているので、好きに昼食を食べたい人には向かないかもしれませんね。ちなみに12店舗の中からチョイスできます。
【おたのしみきっぷ】は19店舗の中から、お土産的なお菓子がもらえたり、ドリンクと何かがセットになっていたり、幅広い選択肢があります。これ全部で、たとえば池袋駅発なら2,900円で一日楽しめます。
アプリではないので、ブラウザを開いたままにしておかないときっぷの提示に手間取るというのが一つデメリットではありますかね。それ以外は本当に便利だったと思います。今池袋駅でばっちり宣伝中(笑)。
東武東上線で川越に着いて、まずはバスで「川越氷川神社」へ。ここは縁結びで有名ですよね。大鳥居はかなりの大きさなのに、神社は予想よりこじんまりとしていてかわいらしい感じでした。私は「一年安鯛みくじ」を釣り上げて、みごと”大吉”でした!他にも「いもみくじ」「あい鯛みくじ」などなど。おみくじだけでバラエティーに富んでいました。
有名な「絵馬のトンネル」は、まるで不思議な世界に迷い込んだみたいでした。面白い写真が撮れたので載せたかったんですが、絵馬に名前が書いてあるのでやめておきます…。
神社のすぐ側で、思いがけず″お花見″もできてしまいました。川に映った桜と、前日の嵐で散ってしまった桜がまるで絵画のような雰囲気をかもし出していました。
その後バスで「川越一番街」へ。小江戸・川越ならではの蔵造りの街並みを意識して作られた「スターバックス」は、残念ながら満席で断念。
「田中屋」の”しょうゆ団子(80円!)”や「寺子屋本舗」の”串ぬれおかき”を食べ歩きしながら「時の鐘」へ。川越のシンボルといえば「時の鐘」。相変わらず重厚感がありますね。
人力車が走り去って行った瞬間にパチリ!今度行く時にはぜひ乗ってみたいですね!
その後、プラプラしながら「菓子屋横丁」へ。懐かしくてノスタルジックな雰囲気。子どもの頃に帰ったような気持ちになれて、とても心が落ち着く感じがしました。
【ごはんきっぷ】を使って、今回のランチはうなぎを食べることにしました。バスで老舗の「小川菊(おがきく)」さんへ。お昼少し前に到着したにもかかわらず、すでに行列ができていました。食べられるのは”うな丼中”。通常メニューにはないので、″きっぷ向け″の特別メニューと思われます。うなぎ自体は、お店の歴史を感じる美味しさでした。
そしてお店からほど近い「川越 熊野神社」へ。参道脇にはなぜか足つぼを押しながら歩ける「足踏み健康ロード」があったり「銭洗い弁天」もあったりして、エンタテイメント性があるにぎやかな神社でしたね(笑)。
そして「大正浪漫通り」へ。通りを彩る鯉のぼりは圧巻で、御影石の石畳がいい味出してました。ドラマのロケ地に使われるのも納得でした。ちょうど着物を着た女の子たちがいて、大正浪漫の香りを漂わせてくれていました。
着物といえば、外人観光客のほとんどの人たちはレンタルした着物姿でした。日本に来たら、一度は着物を着てみたいんでしょうね!
再びバスで「川越一番街」へ。【おたのしみきっぷ】は何に使うのか散々迷いましたが、休憩したかったこともあり「小江戸横丁」の「MINAMIMACHI COFFEE」へ。中は結構ゆったりできる席もあって、ほっとひと息つけました。
こちらではコーヒーか紅茶(どちらもICE or HOTを選べる)にやきいも(ねっとり系・ほくほく系・冷やしやきいもから選べる)のセットが食べられました。アイスコーヒーに冷やしやきいもにしました。おいもはボリュームがあって最高に美味しかったです。さすが”さつまいも”の川越(笑)!
この日は午前中から動き出して大正解でした。平日にも関わらず、午後になったら「川越一番街」は外国人&日本人観光客が入り乱れて思うように歩けないほどの混雑ぶりでした。
フルにあちこち動いて半日ぐらいでしたが、十分に小江戸・川越を満喫できた気がします。食べ歩きはもう少し楽しみたかった気がしますが、次から次へと美味しそうなものが出てくるので、とてもとても全部は食べられませんでした(笑)。
「川越れとろトリップきっぷ」は、トータルで考えてみても非常にお得だったと思います!頑張って歩けば歩けないこともないと思いますが、東武バスは本数も多いし、プラス400円のもとはすぐに取れるので絶対【電車&バス】をオススメします。
池袋から最短26分で、旅気分が感じられる小江戸・川越。今度は別な食べ歩きをするのと、日帰り温泉施設を訪れてみたいですね。
お土産はご飯のおとも「おなめ」と、「菓匠 右門」の川越銘菓「いも恋」と「芋ぽて」の詰め合わせ。早速家に帰って味わいました。どちらも「ザ・芋(笑)」の間違いない美味しさでした!