見出し画像

映画『あんのこと』が観たい!俳優・河合優実の底知れぬ魅力

ドラマ『RoOT(ルート)』。途中人間関係が複雑に入り組んできてさっぱり訳が分からない展開がありつつも、最後まで観て「なるほど…」とやっと腹に落ちた感じがしました。

不思議なドラマには変わりなかったんですが(笑)、ドラマというよりは1本の長い映画を観ているような感じでしたね。

探偵役の河合優実は『ふてほど』の純子役で初めて観ました。昭和の”スケバン”っぽいイメージを上手く醸し出していて、時にかわいらしく、時にセクシー。この子は底知れぬ魅力があると感じました。

”若手実力派俳優”と呼ばれ、とっくに大注目されていたことをまったく知らなかった自分が恥ずかしかったです…。完全に出遅れましたね。

その河合優実が坂東龍汰とW主演ということで、『RoOT(ルート)』を観てみたわけです。

純子の時とはまたガラッと雰囲気の違う玲奈役で、大人っぽくてクールな役どころを見事に演じきっていました。あの独特の存在感はなんなんでしょうね。若いのに貫禄充分。すでに大御所のようなオーラをまとっています。

やっぱりあの目!あの目が彼女の謎めいた魅力を作り上げていますよね。なにもかも悟りきったようなあの鋭い目は、俳優としての武器そのものです。

主演映画『あんのこと』、そんなわけでがぜん観たくなっています。幼い頃から母親に暴力を振るわれ、過酷な人生を歩んできた主人公の杏。これを河合優実が演じると想像するだけで、期待しかない感じです。

この入江監督のインタビュー記事、これを読むとさらに期待が高まりますね。

「これまで培ってきた方法論や経験は、ぜんぶ捨てようと思っています。一緒に作り上げましょう」

こんな言葉を監督から言ってもらえるなんて、スタッフみんなに俳優として惚れられているなんて、本当に幸せ者…!そしてそれこそが俳優・河合優実の実力なんでしょうね。

この映画、扱っているテーマは非常に重たいし、コロナ禍は自分自身もそれまでの人生を深く振り返ったり、未来のことについて一番思い悩んだ時期でもありました。人間関係も確実に疎遠になったし、中にはもう取り戻せないものもあると思います。自分たちが毎日生きることだけで精一杯でした。

そんなコロナ禍で必死にもがいていた一人の少女のことが描かれた映画『あんのこと』、ぜひ劇場に足を運ぼうと思っています。

余談ですが、河合優実を見ているとなぜか私は樹木希林さんが浮かびます。きっと希林さんのような唯一無二の”俳優道”を彼女は歩いていくのではないかと、勝手にそう感じているのかもしれません。

河合優実のこれからの活躍がますます楽しみになってきました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?