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俳優・山本耕史の周りに流されないブレない生き様

先日の『日曜日の初耳学』の「インタビュアー林修」。ゲストは俳優・山本耕史でした。

もともと山本くんの多彩な才能にずっと魅せられてきた私なので、このところのドラマやCMでの大活躍ぶりに関しては「時代がやっと山本くんに追いついてきた!」ではないですが(笑)、正当な評価をされて嬉しい!と一ファンとして思っています。

私自身が歌をやっている人間なのもあって、山本くんの歌唱力は本当に素晴らしいと感じてきました。声質もいいし、楽器も弾ける…ミュージシャンとしても頭抜けた才能の持ち主です。

彼にとって特別な存在であるミュージカル『RENT』。実はミュージカルは少々苦手な私ですが(汗)、『RENT』は楽曲の持つ力を存分に感じさせてもらえる大好きな作品です。山本くんのマーク役、ぜひ観に行きたいと思っています。

山本くんの魅力はひと言では言い尽くせないんですが、真面目な役もコミカルな役も、どんな役もなんなくやってのける″引き出し″の多さだと私は感じています。とにかく器用なんでしょうね。堺雅人も何でもできる″稀有な俳優″と称賛していましたが!

山本くんを最初に認識したのは、もちろん『ひとつ屋根の下』の車イスの文也役でした。かわいらしいビジュアルにおとなしい感じの雰囲気で、とても印象に残りました。″声フェチ″の私は当時から「この人の声好きだなー」と思っていたんですが…。

山本くん自身もインタビュー中に言ってましたが、それ以降テレビというメディアにはそれほど出演せず、舞台中心のイメージが強かったように感じます。

この点は、事務所が大手ではなく個人事務所だったことも影響していたのかもしれませんね。昔のテレビは今よりもさらに、事務所の力があってなんぼでしたから…。

でも三谷幸喜のミュージカル『オケピ!』に出演した山本くんが、歌の稽古中にコーラスの人がキーがキツいからキーを下げるという話になった時に「僕のソロじゃないんですか?コーラスに合わせるんですか?」と突っ込んだそうで…。

その様子を見ていた三谷幸喜が「山本くんは優しい顔して悪いやつ」と思ったのが、大河ドラマ『新選組!』の鬼の副長・土方歳三役につながったというのは正直驚きでした。

何がきっかけになるのか、人生分からないものですよね。以来三谷作品ではすっかり欠かせない俳優になりましたから…。

それにしても「筋トレ命(筋肉命?)」の山本くんのあのどんどん大きくなる上半身を観るのは楽しみの一つではありましたが(笑)、まさか三谷作品の舞台『大地』での映画スター・ブロツキー役の衣装?”裸サスペンダー”がその後の山本くんの活躍の源だったとは…!!

この”裸サスペンダー”役が、クドカンや池井戸潤氏の心を大きく揺さぶることになったというのが面白いきっかけだなーと思いました。

振れ幅の大きなどんなに難しい役でも山本耕史ならやってのけてくれるのでは?と、いろんな方たちが期待を寄せてくれているのは俳優冥利に尽きますよね!

池井戸潤氏のこの言葉、これこそがまさに山本耕史そのものです。心からの絶賛の言葉ですよね。

「舞台上での存在感、演技力が際立っていました。自分が山本耕史という役者のほんの一面しか知らなかったことに気づいたのです。シリアスもできて、コメディーもできる。歌も歌える芸域の広さと演技力。宝物を発見したような感覚でした」

「筋肉はすべての着地点ではなくて出発点」という林修の言葉もいい得て妙でした。鍛えた筋肉は確かに裏切らないし、その筋肉が売りの″裸″(笑)が山本くんにとっての武器になりましたからね。

今度の『RENT』公演を終えた後「自分自身がどんな感覚になるか分からない」ということで、仕事のオファーを断って舞台後の仕事をほぼ入れていないそうです。どれだけこの 『RENT』という作品が、山本くんにとってオンリーワンな存在かが伝わってきます。

「俳優の前に一人の人間。生きる上で必要なことはやるけれど、生きる上で必要じゃないことはやらない。自分を壊してまで、私生活を投げてまでやることだとは到底思っていない。仕事は一番ではない。二番にも入らない。家庭を守れないようであれば仕事は必要ない」

当時かなり騒がれた堀北真希との「交際0日婚」も山本くんらしいというか、自分流を貫く山本ワールド全開な感じがしていました。

この山本くんの言葉からも「家族がとにかく一番大切」という想いが伝わってくるし、そんな山本くんに愛されている堀北真希も間違いなく幸せな日々を過ごしていると想像できます。

これからも周りに流されないブレない生き様を貫く山本くんを、ずっと応援していきたいと思っています!

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