【自称″プチ撮り鉄″のプチ旅行記】「SL大樹」と「スペーシアX」の日帰りツアー編
自称”プチ乗り鉄”の夫と、自称”プチ撮り鉄”の私。夫婦そろって自称”プチ鉄オタ”。筋金入りの方のレベルには到底達してはいませんが、近頃何気に”鉄道”がお気に入りだったりします。
今年はお互い仕事が忙しくて旅行にも行けず、ずっとフラストレーションが溜まっていました。
そんな中たまたま「SL大樹」と「スペーシアX」に乗れる日帰りツアーを見つけて、迷わず申し込みました。日帰りなら泊まりより気楽に行けるなーと。
「スペーシアX」は今年7月デビューしたばかりの新型特急で、なかなか予約が取れないらしいけれど乗ってみたいと思っていました。
「SL大樹」は偶然走っているのを見かけたことがあって、やっぱりSLは迫力が違うなーとこれまた乗ってみたい欲求にかられていました。
その念願の二つの車両に乗車できるということで、いい歳の大人のくせして当日は朝からテンションかなり高めでした(笑)。
新宿から2時間弱ほどで下今市駅に到着。下今市駅は「SL大樹」の玄関口として″昭和レトロ感″満載の駅にリニューアルされていて、まさに時代をトリップした感じがしました。
駅構内の「SL資料館」はSLのことを簡潔に学ぶことができます。「転車台ゲート」をくぐれば「転車台広場」へ。「機関車格納庫」と「転車台」を間近で見られて”鉄オタ”じゃなくても楽しめると思いますよ!
ホームでこれから乗る大樹が近づいてくるのを待っている時間はワクワクが止まりませんでした。私も含めて”撮り鉄”たちが写真撮りまくりでした(笑)。私も連写で”奇跡の一枚”狙ってみたのがこの写真です。臨場感伝わりますかね?
「SL大樹」に乗っている約35分間。アテンダントの女の子が車窓から見える風景の見所などを説明してくれたりして、楽しく過ごせました。汽笛の音を聴いたり煙が黒く変わったりするのをながめながら、実際に”走っているSL”に乗車している実感がわきました。ある種の感動を覚えましたね。
「SL大樹」は非常にゆっくり走ってくれます。途中たくさんの”撮り鉄”の方はもちろん、普通に道を歩いている方、畑仕事をしている方などなど。大樹を見つけると皆さん必ず手を振ってくれるという状況で、なんだか嬉しくなってこちらも自然と手を振り返していました。「SL大樹」の存在が地域の活性化に着実につながっているということも感じ、とてもほっこりした気持ちになりました。
実は今回乗った大樹の″ヘッドマーク″がハロウィン仕様になっていたというオマケつきでした(笑)。「記念乗車証」に加えて、そのヘッドマークのシールも特別にいただきました。想い出一つ増えた感じでしたね。
「SL大樹」グッズの車内販売で、思わず買ってしまったのがこの「チョロQ」。結構精巧にできていると思いませんか?
あっという間に「鬼怒川温泉駅」へ到着。ここにも「転車台」があって、一日四回「SL大樹」の転車が見られます。これまた迫力ありました!特に汽笛の音は体にズシンと響いてくる感覚でした。観客の多さがSL人気を物語っていましたね。老若男女関係なく、大人気の「SL大樹」でした!
ちなみに温泉はいろいろとこれまで行ってきましたが、実は「鬼怒川温泉」には私まだ泊まったことがなかったんですよね。そういう意味ではとんぼ返りがもったいない気もしましたが、それはまた次のお楽しみに…。
「鬼怒川温泉」、若者が多かったのが意外でした。ほぼすべての観光客と思われる人たちが「バウムクーヘン工房はちや」の紙袋を持っていたので、今の鬼怒川のお土産にマストな商品なんですね!もちろん私も小さいのを買いました(笑)。
2時間ほど自由時間があったのですが、遅めのランチ(湯葉丼)を食べてお土産を買ったりしていたらなんだかんだで時間になりました。
いよいよ「スペーシアX」に乗車。『妄想トレイン』という番組の特集を観直して臨んだので(笑)、これが本物かー!と感慨深いものがありました。窓の形が特徴的で”近未来感”かもし出しています
乗車寸前まで、貴重な6号車の「コックピットスイート」や「コンパートメント」、1号車の「コックピットラウンジ」の写真を撮りまくっていました。いつか乗ってみたいものです。
私たちが乗ったのはもちろん席数が一番多い「スタンダードシート」でしたが、さすがに新しいので心地よい座り心地。足元も余裕ありましたね。
1号車の「カフェカウンター」で飲み物を買うこともできたんですが、取りに行く時間を指定したりで少々面倒なこともあり今回はパスしました。
不思議なもので、これから「鬼怒川温泉」に向かうときに乗るのと「浅草」に帰るときに乗るのとでは、明らかにテンションの違いがあるんだなーと(笑)。どうせなら″行き″に乗ったらもう少し気持ちが盛り上がったんでしょうけれど、快適に帰ってきただけ…みたいなのが少し残念な気持ちにはなりました。
でも”プチ鉄オタ”夫婦にとっては日帰りでも十分楽しめました!今回を機に「日帰りツアー」にハマりそうです(笑)。一日あればこれだけ楽しめるんだということを改めて感じました。気分もかなりリフレッシュできました。
今度は「食事付きの観光列車」辺りを狙ってみたいと思っています。