俄然観たくなってしまった映画『アナログ』
昨日から公開された映画『アナログ』。先日『ミステリと言う勿れ』を観に行った時「予告動画」が流れていましたが、「ニノと波瑠のラブストーリー?」正直二人の並ぶ姿を観てもどこかピンとこないところがあったんですよね。
でもビートたけしが書いた初めての恋愛小説が原作と知ってから、俄然観たくなってしまいました。
今年たけしが「カンヌ国際映画祭」のときに、18歳年下の奥様と手をつないで歩く姿を見て「純粋に今の奥様を愛しているんだなー」となんだか強く感じたんですよね。たけしの覚悟というか…。
前の奥様はたけしが売れない時代に支えてくれたいわば”糟糠の妻”。それでも公の場に一緒に出たことはなかったようですし、(週刊誌レベルの知識しかありませんが)離婚するまでの過程もかなり泥沼を呈していた記憶があります。全財産失ってでも、それでも一緒になりたかったんだなーと当時も感じたのですが、今年二人の姿を見て腑に落ちるものがありました。
そんなたけしが書いた恋愛小説だからこそ、普通の恋愛小説とはひと味ふた味違う展開があるのか?ないのか?読むより映像で観たい気持ちになりました。
このストーリーを読むと、邦画にありがちな「姿を消す系」なのでその後の展開が何パータンか想定されてしまうのですが、そこにひと捻りあるのかどうかが非常に気になります。
みゆきが携帯を持たない理由がきっと何かしらあるわけで、連絡を取れない相手に対する愛情がどんどん深まっていく様子をニノは相変わらず巧みに演じているんだろうなーと想像します。なんだかんだ言ってもニノは魅せてくれる”演技派”なので…。
波瑠の透明感のある凛とした姿はいつも通り美しく揺るがないものがあるでしょうし、「予告動画」ではいまいちピンとこなかった(失礼!)二人から生まれる”化学反応”をぜひスクリーンで観てみたいと思っています。
今日の『王様のブランチ』でニノと波瑠のインタビューを観ました。波瑠はドラマのインタビューとかでも共演者にいつもそれほど心を開いている感があまりない気がするのですが、ニノには”全幅の信頼”を寄せている雰囲気が伝わってきました。今日のインタビューでは二人の姿がしっくりきました。
インタビュアーのLiLiCoが、ニノの友人役の桐谷健太と浜野謙太との三人のシーンがすべてアドリブかと思うほど自然で面白かったというか、映画にいい”スパイス”を加えているみたいなことを言っていたのでそこも楽しみですね。
「愛する人を想い続ける心に、涙する。この秋一番の感動作。」
ハンカチたくさん持って、映画館に行きたいと思っています。