近頃お気に入りのドキュメントバラエティ番組『朝メシまで。』
土曜深夜0時30分スタートなんですが、録画ではなくリアルタイムでつい観てしまう今お気に入りのバラエティ番組が『朝メシまで。』です。
私たちが寝ている夜に仕事をスタートさせて朝まで働く人たちに密着し、その働きぶりとその人たちが“1日の仕事の締めに食べる朝ごはん”を紹介するお仕事ドキュメントバラエティ番組です。
深夜の仕事がこんなに多種多様あることへの驚きと共に、自分たちの日常生活と密接に関わる仕事に携わっている方たちへの感謝の気持ちがフツフツと沸いてきます。
先日のヒルトンホテルの厨房で働くシェフに密着した回は、想像を越える労力に頭が下がりました。ホテルステイの楽しみは朝食ビュッフェという方もたくさんいらっしゃると思いますが、この回を観たらあの豪華に並んだ料理をこれから先はもっともっとありがたい気持ちで食べられると思います(笑)。
朝食ビュッフェで準備するのは150種類およそ600人分!一人のシェフで担当の18品もの料理を夜中の3時から3時間ほどで調理する様は圧巻でした。チャーハンを調理している時に大きなフライパン2つ同時にあおっている姿はまさに″格闘技″のようでした(笑)。
そのシェフの方は、
「体力的には毎日ヘロヘロになるけど今の忙しい方が好きです」
とおっしゃっていました。
ヒルトンという一流ホテルの看板を背負ってシェフを務めていることへの誇りと同時に、この仕事が心から好きだという気持ちがビシビシ伝わってきました。
コロナ禍で1ヶ月も仕事がなかったり、辞めていったシェフ、他業種に転職したシェフ…色んなケースがあったようです。でも、ホテル業界のある意味一番大変な時期を乗り越えた彼は、きっとこの先も今の職場でずっと楽しく働き続けられるような気がします。
朝6時30分からの朝食ビュッフェではお客さんの前でLIVEでオムレツを作り、その後はランチビュッフェの準備。それが終わった11時30分過ぎにやっと従業員食堂で″朝メシ″(ほぼランチですね)。観ているこちらが想像だけで疲れるほどのハードさでした。
もちろん昼間の仕事も大変なものは多々あると思いますが、深夜からでなければやれない仕事は人々が寝静まった後にしかできない絶対的な理由がそこにあり、どこか特別な内容が多いように感じます。
労働から解放されて美味しい朝ごはんを食べている時のみなさんの笑顔はジーンときます。みなさん、心からお疲れ様です。そしてありがとうございます。
今後もどんな仕事と”朝メシ”が観られるのか『朝メシまで。』を楽しみに観ていこうと思っています。