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4月から普通の乗用車がタクシーになれるって知ってましたか?!

このところバスもですが、母の病院に荷物を持って行くときにタクシーを利用する機会も増えました。

諸事情で”週一タクシー生活”をしていた頃のタクシーと今のタクシーの大きな違いは、行く先を告げたらまずは運転手さんがナビを見て道を確認する作業から始まることです。

そして「よく道がまだ分からないので、目的地の近くになったら道案内をお願いします」

…という類いのことを言われる機会が非常に増えたことです。新人の運転手さんが増えているのは分かりますが、そう言われるといつも不安になります。

自宅までとかなら道はある程度分かりますが、そうではない場合”道案内”できるほどこちらも道を把握しているわけではないことが多いです。それにお金を払って目的地に連れていってもらえるからこそ、タクシーを利用しているわけなので…。

昨日はたまたま一日に二度、タクシーに乗る機会がありました。

朝に乗ったタクシーの運転手さんは、これまでに乗ったどの運転手さんよりも″ダントツNo.1″に不安な人でした。もしや都内の道をまったく把握できていない?!とおぼしきレベルで、ナビに従ったらかなりの大回りになって時間に間に合わない状況でした。

夫もその時は一緒だったんですが、夫がほぼナビ代わりに「次の信号を右に…」とか指示して、なんとか遅刻しないで済みました。

タクシーの運転手になるためには、東京だと「地理試験」とかも合格しないとなれないはずなんですが…。

夜に乗ったタクシーの運転手さんは久しぶりに道をよく分かっている方で(笑)、いつもと別ルートの方がいいと提案もしてくれたのでその通りでお願いしました。

運転に余裕のある運転手さんとは会話を楽しむこともできるので「コロナ禍の頃と比べてお客さんは戻ってきたんですか?」と質問してみたら、コロナ前とほぼ変わらない水準まで客足は戻ったそうです。

…どころか、需要が供給にまったく追いついていないのが現状で、朝の運転手さんのような人が増えているのも仕方がないところもありそうです…。

そしてその運転手さんがちょっと怒りも含めて教えてくれたのが、4月から普通の乗用車がタクシーになれるようになるという話。

ライドシェア(白タク)が東京と神奈川とかでは合法的に認められるということになったそうです。

吉田羊と竹野内豊が博多弁でやっているCMで「アプリドライバー募集」という意味が分からなかったんですが、もしやこれのこと?!

……でした。タクシー運転手さんをプロと位置づけるならば、アマチュアのタクシー運転手が街に増大するということになり、これは正直私は怖いことだと感じています。

運転のスキルってまさに十人十色で、タクシー運転手を専門でやっている人でさえかなりバラつきがあるのに、普通の人が″アルバイト感覚″でタクシー運転手をやれるって、それはどうなの?GOなの?(CM風)

昨日の運転手さんは料金についても、もしもライドシェアの方を安く設定するようなことになったら安い料金の方を選択するお客さんが増えるのではないかと、当然危惧しているようでした。

4月から施行される割にはタクシー会社でもその全貌はまだ把握できていないらしく、戦々恐々としているとおっしゃっていました。

ただでさえ都内の道は混んでいて運転するには難しいのに、これはなんだか恐ろしい時代に突入するなーと感じます。

母が退院すればタクシーに乗る機会は減るわけですが、もしも乗るときにはなかなかつかまえられなくても、プロの運転手さんが運転している”流しのタクシー”をつかまえようと私は思っています。

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