#263 フードコートのゴミ箱をのぞいていた2歳児
もう数年前のことですが、子どもが2歳くらいだった頃、フードコートのゴミ箱に頭を突っ込んで中を覗く、という行動に困っていた時期がありました。
汚いからやめなさい
そんなところに顔を入れないの
そう言ってもわかるはずもなく、この時は、周りの視線が気になって本当に嫌でした。
似たような事例で、もう一つ、不思議な行動が。
洗面台や台所など、水回りの下には、U字の排水管らしきものがありますよね。パイプユニッシュとかで洗浄するアレです。
アレをじーっと見つめて、指でたどりながら、水はどこから来てどこへ流れるのか?とよく質問してきた時期もあったんです。
今でこそ、さすがにゴミ箱に顔を突っ込んで、「中のつくりはどうなっているんだろう?」と研究することはなくなりましたが、これらの行動は、この子の特徴、興味、個性、得意分野などと関係がありそうだと思うようになりました。
この子は工作が好きで、空き箱やダンボールで組み立てるようなものを、しょっちゅう作っています。
特に、見えない内側にもこだわりを持っていることが多く、「ここを開けるとね、こうなってるんだよ!ここが難しかったんだよ〜」と解説も結構詳しい。
ある時、
ゴミ箱を覗く
=排水管の仕組みを知ろうとする
=モノが出来上がる仕組みに興味がある
=組み立てる系のことが好き
なのではないか?という仮説に行きつきました。
先日、こんなことを雑談の中で話していたら、元塾講師の先生から「もしこれを勉強に繋げたいなら、試験問題の作り方やカラクリを教えてあげるとハマると思うよ」と教えてもらいました。
どの教科においても、問題にはある程度の作り方ルールや手順があるそうです。だからこそ問題づくりの仕組みを教えてあげれば、そこから逆算して、正解を導き出すことも得意になるのだとか。
本人は、国語の長文読解にやや苦手意識があるようですが、そこにも活かせるのなら親としても嬉しい!
ただ、あまり難しく考えすぎると大変なので、今日はこの辺で。