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#272 みまもり携帯に頼らない!我が家の子どもスマホ事情

子どもの安全を守るために「みまもり携帯」を検討する親は多いと思います。我が家でも、上の子が小4になり、外で一人で行動する機会も増え、導入しようかな…と思い始めました。

検討を重ねた結果、既存のサービスとは違った方法を選ぶことに。今回は、みまもりなんちゃら、キッズなんちゃらではなく、普通にスマートフォンを持たせることにしたので、その理由をシェアします。

みまもり携帯って本当に必要?


わたしもはじめは、既存サービスのみまもり携帯などを持たせるのが良いんじゃないかと考えました。GPSで子どもの居場所を確認できるのは安心だし、何かの時に連絡が取れるのは良さそうです。

しかし、うちの子どもたちの行動範囲はそれほど広くありません。習い事は通学路の途中にありますし、子どもが一人で行動するといっても、ほとんどが家の近くで済んでしまいます。

さらには、既存のみまもり携帯サービスの機能の中で、我が家のニーズを満たすものがなかなか見つかりませんでした。月額料金はワンコインでも、端末自体が高価だったり、その割には、何かしら欲しい機能が欠けていたりなどです。

そんなわけで、ここまで導入せずにきたのですが…夏休みに入り、子どもが一人で公共交通機関を利用する場面が出てきたこともあり、再度、みまもり携帯を検討することに。

結局、普通のスマートフォンでいいんじゃない?

そんなふうに考えるようになり、最終的には、普通のスマートフォンを1台契約して持たせることにしました。ただし、新しく端末を購入するのではなく、お下がりのスマホ、今回はiPhone8です。


お下がりのスマホにした理由


理由①初期費用は0円、毎月の使用料も安い


家のWi-Fiで、半分子どものおもちゃ化していたお下がりのiPhoneなので、当然端末代はタダ。月々の料金は(さまざまな割引を適応してですが)なんと900円弱!

子どものある程度使い慣れているため、契約直後からすぐい持たせることができました。

子ども専用というわけではなく、「あくまで、このスマホはお母さんの2台目です!必要な時に貸し出しします!」というテイで導入しました。

理由②意外にも親の欲しい機能がそろっている


子どもが一人で遠出をするときに持たせたいので、親としては、電話機能、チャット機能、位置情報の確認機能、この3つは必須と考えました。

新しくApple IDを作るなど諸々の初期設定はそれなりに時間がかかりましたが、 この3つの機能が使い慣れた形でそろっているのは非常にありがたかったです。

また、 主に子どもが使用する場合、年齢に応じて、様々な制限をかけられることも非常に魅力的でした。(今回初めて知った!)

我が家は、小学生モードでの安全のセキュリティーをかけました。これはアダルトサイトはもちろんのこと、ゲーム、音楽、YouTube、各種SNSへのアクセスを不可にできる機能です。

LINEも使用できないのはちょっと残念でしたが、SMSでやりとりができるので、みまもり携帯として持たせるには十分すぎるくらいです。


理由③写真や動画機能が使える(子どもが使いたい機能)


実は、子どもが一人で出かける機会が増えたのは、習い事などではなく、本人の好きなことを応援するためです。(あそこに行ってみたい、あそこの◯◯の写真を撮ってコレクションしたいなど)

そのため、子ども側にも欲しいと強く主張する機能があり、それが写真と動画でした。制限はかけたとはいえ、普通のiPhoneを、大人が使うのと同じように契約したようなものです。写真、動画の保存容量もたっぷりあり、子どもとしても満足のようです。

出かけた先から私に写真や動画を送ってくれることもあれば、帰宅後、ニヤニヤしながら写真を眺めることもあります。

親が一方的に子どもの行動を管理したいだけではないため、普通のお下がりスマホは、こんなところでも非常に役立ちました。


思わぬ副産物もあった


お下がりスマホをみまもり携帯代わりに持たせて使った結果、予想以上に良かったことがいくつかありました。

2歳差で3人きょうだいの我が家では、夏休み中の家の中でのイザコザが絶えません。上の子が一人で数時間だけでも外出するようになり、わずかながら平和な時間が訪れ、わたしのストレスもかなり減りました(笑)

また、子どもたちが各々、祖父母や親戚に連絡を取れるようになり、お土産をもらったときのお礼や、誕生日のお祝いメッセージなどを、直接送れるようになりました。

さらに、わたしが新しいお下がりスマホを使って、外でテザリングを使えるようになったことも嬉しい誤算でした。おかげで、Wi-Fiがない場所でもパソコンを持って出かけるなど、わたし自身の行動範囲も広がり、仕事に使える時間が増えました。

柔軟な発想で自分に合わせた使い方をカスタマイズ


今回の経験から、既存サービスにこだわらず、持ち合わせているものを少し工夫したりカスタマイズしたりすることの大切さを改めて感じました。

下取りに出しても、たいして値がつかないような古いiPhoneでも、契約方法を工夫することで、子どもの安全を守りつつ、やりたいことの背中を押せるような手段が見つかり、いまのところ、この件に関しては我が家はみんなハッピーです。(この件に関しては!笑)


今回の話は、音声でもお話ししています。よろしければ、声でもお楽しみください。



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