公募勢二年生の抱負
こんにちは。瀬名那奈世です。
前回の記事で触れたリンクスとスターツ(BL)の応募が、本日10/31で無事完了しました。
十月末が職場の繁忙期と重なり、加えて保険の切り替えとか歯医者とか年末調整とか色々押し寄せてきてどうしましょって感じだったんですけど、中旬にガッと推敲をやっておいたことで、なんとか事なきを得ました笑
どちらも今できる中で最大限にいいものを書けたんじゃないかなと思ってます。特に構成面は、今までの自作と比べても、だいぶよくなった気がします。
そして、今回の二つの賞が終了したことで、瀬名の公募生活はほぼ一周年を迎えました(初めての公募に向けて原稿を書き始めたのが、去年の十一月だったため)。
一年やって、最近はようやく、文章力や構成力といった基礎的な部分が身についてきた感じがします。「書きたい」と思ったものを、それなりの形にしきる力がついたというか。
上手くいかない時、「なぜ上手くいかないのか・どう対処すればよくなるのか」自分で分析して直せるようになってきました。
また、そのあたりに少し自信がついたことで、より人に興味をもってもらえる作品を書くことにも、やっと意識を向けられるような気がしてきました。
自作は
・冒頭が長くなりがち
・設定や展開が小さくまとまってしまいがち
な傾向にあると思います。
個人的には、簡単に楽しめるものばかりがいいものだとは思いませんし、ありふれた設定や展開のものがつまらないとは全く思っていない(むしろ、ありふれた人間生活の中にあるドラマチックな瞬間を書きたいし読みたい)のですが……まあ、それはそれとして。
客観的に、そういうのは「つまらない」と見なされているようなので、だったらもう少し歩み寄ってもいいかな、的な余裕が出てきた感じです。
多分、賞ウケとか全く考えず、一年間好きなものを好きなように書いてきたので、「自分の書きたいものをそのまま書く」ことについては、かなり満足できたんだろうなあ。
今回青春BLコンテストに応募した『ルートヴィッヒのおもかげ』は特に、書きたいものど真ん中、かなり自分好みに仕上がった作品だと思います。
こちら、ありがたいことに、下読みしてくださった方や投稿を読んでくださった方から、軒並みいい反応をいただいてまして。
Xでも書きましたが、その感想がまた、書きたかったことがちゃんと伝わったんだなあと感じさせられる内容ばかりで、とても嬉しかったです。
構成面での指摘もほとんどなく、その点でも自分の成長を感じました。
いざ他の応募作品を覗いてみたら、キラキラ学園もの!的な雰囲気の作品ばかりで、「あー、またカテエラチックな感じかなあ」と少し落ち込んではいるんですが……(いやまあ、わかってはいたんですが笑)。
温かい感想をくださった方々のお陰で、「このお話を書いてよかったな」という気持ちは変わらずです。本当にありがとうございます。
そういえば十月十七日に発表があったオレ短も落選してまして、「もう一歩の作品」にも入ってなかったので、どうやら本格的に自分の「読みたいもの」と世間の「読みたいもの」はズレてるらしいぞ……? と気づき始めました(投稿した作品は、自分的には「書きたいものをちゃんと、魅力的に書けた」と思える作品だったので)。
その辺の折り合いをどうつけていくかが、二周年目の課題かなと思います。
交流のある方がどう感じてらっしゃるかはわからないんですが、実は私、かなり天邪鬼なんですよ笑
色々、「こうすればいい」っていうのがわかってても、どうしてもズラしたくなっちゃうんだよな〜。
書きたいもの云々の他に、そういう自分の性格とも折り合いをつけていかなきゃ駄目なんでしょうね、きっと。
とまあ、そんなことをぼんやり考えつつ、嫌にならない程度に、公募勢二年生も頑張ろうと思います。
引き続き見守っていただけると嬉しいです。