もともと三月末・梅雨・冬の初めにかなり心身が不調になる体質で、更に今脱稿による燃え尽き症候群が2倍(スターツとリンクス)になってのしかかってきてしまい、すっかり動けなくなってしまった…文フリのコピー本は諦めるかもです。すみません。とりあえず告知はぼちぼち始めます…!
創作に集中してると、現実の全部を薄目で見れるんですよね。私は色々考え過ぎちゃうので、考えてもどうにもならない現実や他人のことは、薄目で見るくらいでちょうどいいんです。
私は冬がすごく苦手でして(精神的にも肉体的にも)…もう今本当にメンタル落ちてるなって感じるので、ぼちぼち文フリ準備始めます。そうやって何かに集中してないと、周りのことを考えすぎる
こんにちは。瀬名那奈世です。 前回の記事で触れたリンクスとスターツ(BL)の応募が、本日10/31で無事完了しました。 十月末が職場の繁忙期と重なり、加えて保険の切り替えとか歯医者とか年末調整とか色々押し寄せてきてどうしましょって感じだったんですけど、中旬にガッと推敲をやっておいたことで、なんとか事なきを得ました笑 どちらも今できる中で最大限にいいものを書けたんじゃないかなと思ってます。特に構成面は、今までの自作と比べても、だいぶよくなった気がします。 そして、今回の
こんにちは。瀬名那奈世です。 9月中旬くらいから書いていたスターツ(BL)の初稿が終わりました。 いや、厳密には、初稿は9月末に終わってたんですが……それがほぼプロットみたいな出来だったので、気分的には初稿のつもりで第二稿を書いていました。 それを昨日、まだまだ骨と皮みたいな文ですが読者募集に出させていただいて、今日は強制的に休息日、という次第です。 いやあ、長かった。初稿期間。8月のリンクスとあわせて、ほぼ二ヶ月初稿やってました。 初稿嫌いなんで、正直しんどかった
こんにちは。瀬名那奈世です。本日、待ちに待っていたノベル大賞2024の評価シートが送られてきました。 note創作大賞の中間発表も終わり、自分の中でなんとなく「一区切りかな?」というタイミングが訪れたので、2024年の春夏を振り返ってみたいと思います。 まず、私の今年の春夏(4月〜現在まで)のスケジュール&所感はこんな感じでした↓※長いです。まあ見てやってもいいよって人だけ見てください。 【4月】 ・3月末に前職を辞め、実家でニートを満喫 ・全然期待していなかったノベル
こんにちは。瀬名那奈世です。タイトルにもある通り、実は昨日、作家の凪良ゆうさんにサインをしていただきました。 場所は神保町、『ほんまる』という本屋さん。いわゆる『シェア型書店』(本棚ごとに棚主さんがいて、それぞれがおすすめの本や自分で作った本などを販売する形態の書店)で、東京メトロ半蔵門線・神保町駅から徒歩二分、さくら通り沿いにあるお店です。 昨日は棚主さん向けに、凪良さんと今村翔吾さんのトークショーがあったらしく、夕方から十八時くらいまでお店にいらっしゃるというポ
こんにちは。瀬名那奈世です。 ブログがあるためずっと手を出していなかったnoteですが、創作大賞に応募する関係で、2024年7月にアカウントを作成しました。 運用方法に迷いつつ、せっかく作ったので、自己紹介くらいは書こうかなあ、と。あとは、Xに載せるには長いけど記事立てするには微妙な考え事とか……? なにしろ普段から頭の中が忙しない人間ですので。 いずれにせよ、小説関連の話題が多くなるかなあ。一番は自分の思考や現状の整理のために書こうと思っているので、話題や意見の
第5話 宇宙のかたち 窓際に差し込む日光が、中間考査の頃とは比べ物にならないほどの強さで頬を焼いた。夏の夕方の太陽はこの世で最も暴力的だと、緋高は思う。 目の前で自分の予習を進める香織も、しばらくは鬱陶しそうに目をしばたたかせていたが、すぐに「もう無理」とぼやいてカーテンを閉めた。 日差しさえ遮ってしまえば、クーラーの効いた教室は涼やかだ。夏から切り取られてしまったかのような室内で、香織はノートを片付け、スクールバッグから分厚い本を取り出した。 「桐谷」 緋高の呼び
第4話 粒子じゃない 水族館の翌日から、学校はテスト返しと文化祭準備で悲喜こもごもといった様子だった。帰宅部の緋高はクラス企画の準備に駆り出され、お化け屋敷の看板に色を塗るうちに七月になった。 その間、香織とは連絡をとっていない。返ってきたテストのことや文化祭のことなど、話したいことはいくつもあったけれど、いつもトーク画面を開く前に手が止まった。香織のことを考えるたびに、向けられた拒絶がぐるぐると脳内を巡った。 時々廊下ですれ違えば、香織は「やっほ」と手を上げて緋高に
第3話 深海みたいに 中間考査期間が明けて最初の日曜日、待ち合わせをした学校の最寄駅に、香織は白いワンピース姿で現れた。灰色の曇り空の下で、風になびくチュールはずいぶんと華やかに見えた。 「おはよー」 近づいてくる目線がいつもより高いことに気づき、緋高は香織の足元を確認する。白っぽいベージュの、厚底気味のサンダルが視界に入った。白い靴下と合わせている。 「はよ」 「うん。待たせてごめんね」 全然、と何気ない調子で応じつつ、『こんなに可愛いのは聞いてないぞ』と内心混乱す
第2話 コペルニクスは転回する ――遠坂は問題が全く解けないわけじゃないんだから、基礎的なところをしっかり復習しよう。古典なら活用、数学や物理なら公式、英語なら構文とか単語のスペル、みたいなね。あれでしょ、表とか見るの、苦手なタイプでしょう? 中間考査に向けた香織のアドバイスは、驚くほど的確だった。確かに緋高は、細かいことを覚えるのが苦手である。特に、表や図を見ると、目が滑るばかりで全く頭に入ってこない。 そんな時香織は、緋高がつまずいている部分を文章にまとめ直したり
【あらすじ】 五月、高校二年生の遠坂緋高が中庭で弁当を食べていると、木の上から一人の女の子が降ってきた。彼女の名前は桐谷香織。入学以来、全ての教科で学年一位を取り続けているとウワサの女子だった。 咄嗟に香織を受け止めた緋高は、お礼として勉強を教わることに。緋高は彼女に惹かれるが、香織は親友の彼氏に片想いをしていた。 中間考査を終え、水族館に出かけた後、二人は接点がないまま七月頭の文化祭を迎える。文化祭当日、勇気を出して香織に声をかける緋高。普段通り話せることに安堵したの