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読んだ本「銀シャリ橋本直」
『細かいところが気になりすぎて』橋本直
おもしろかったー!テレビやラジオで聞く橋本さんのあの止まらないツッコミがそのままのスピード感で流れ込んでくる。たぶんこれでもセーブしてる方なんちゃうかな。橋本さんの頭の中ではずっとこんな調子かあるいはそれ以上の脳内トークが繰り広げられてるに違いない。
普段から幅広い知識量と秀逸な例えに感心するけど、そこに「文字だからできるツッコミ」までプラスされている感じ。
特に良かったのは「鰻という男」で散々鰻さんをツッコミまくった後の「漫才師」。コンビの漫才師って連絡先も知らないくらい仲悪いか、ずっと友達の関係なまま仲良いかというイメージだったけど、銀シャリのお二人はそれらとはまた違う「兄弟」という感じで意外だった。性格も好みも全然違うしベタベタくっついてるわけじゃないけど、お互いの腰に縄がかけられてて繋がってるみたいな、運命共同体。私が橋本さんのお母さんだったら「あんたそういう子おってほんまによかったなぁ!」って言うと思う。謎感情が湧いた。
そして鰻さんの描くイラストが上手だし、4コマ漫画がめっちゃおもしろい!橋本さんの文章追うのと鰻さんの漫画読むの、どっちを先にしようか迷うくらい。表紙でなぜ鰻さんが米粒姿なのかは読めばわかります。
あとがきにもあるように、私も切なかったり苦しかったりした時は脳内でツッコミ口調になってみようかな。橋本さんみたいなおもしろいツッコミができたら目の前の「解せぬこと」が「ボケ」に見えるかもしれない。
本の内容とは関係ないけど、星野源さんのファン界隈では有名な「星野源ガチファン」でもある「はしも」こと橋本さん。(はしも呼びするのは星野源界隈だけかも)語彙力豊かに星野源の良さを語る橋本さんは、推しの良さが良すぎて言葉を失ったファン達の救世主的存在。私達の思いを代弁してくれてありがとう。しかもそれを本人に伝えてくれてありがとう。なのである。
そしてこちらは、本のトークショーで星野源への憧れが加速してもはや星野源になろうとしているはしも。
憧れを本当にしていく橋本さんかっこいい!