スポーツ観戦を趣味にする人々 Bリーグにおけるピンクリボン月間
ザックバランスキー選手に敬意をこめて
ふと、こちらのツイートを見かけてザック選手ってこんな活動をしてるんだ。そういえば、していたような気もするし、一時期Bリーグ各チームでピンクリボン月間にちなんだユニフォームやイベントやってましたが、毎シーズンとなるとやっぱり難しいというか、乳がんだけが支援が必要な病気ではないですし、色んなリボン活動ありますもんね。
ザック選手のように個人発がやはり継続しやすいのかもしれない。ザック選手も2018年からの活動らしいので、ちょうど各チームでピンクリボンにちなんだイベントをやり始めたあたりかな。
『10月はピンクリボン月間』#10 ザック選手の歴代ピンクバッシュ展示やハッシュタグキャンペーンも実施 | アルバルク東京 (alvark-tokyo.jp)
2021年インタビュー記事から有名人の社会貢献活動を考える
こちらは、2021年の記事。
ザックのこのスタンスは、社会奉仕的な活動を続ける際にとても大事だなと思います。
継続性という観点から見ても、リーグ全体で取り組むとなると難しそうではあるなと思います。個人発で、チームが手助けするっていうのが普及効果も継続もあるのかも。
ザック選手自身は身近に乳がん罹患者がいないとのこと。きっかけはやはりスポーツ選手のピンクリボン活動だったらしく
こういうのを聞くと、社会的地位のある方の社会貢献って意義があるなと。こんな感じでカジュアルに広まって、カジュアルに知識を深められると良いですね。
一つ補足をすると、よく「検査で乳がんを防ぐ」かのような言い回しがあるのですが(端的にキャッチーな言い方が誤解されて)、検査は「乳がんによる生存率が改善される」ことができるのであって、乳がんを防げるわけではないのです。
>乳がんになる前に検査をしてほしい
なので厳密にいうとこの言い回しは間違いなのですが、この辺の細かいことって当事者でもなかなか理解できないんですよね。心情的に。ちょっとやっぱり病気の話って難しいんです。お医者さんって総じて勉強できる方ばかりですしね。なので、お医者さん以外は端的に理解することが大事なのですが。
それでも、なんというかまず興味を持ってもらわなければ何事も進まないと思うので若干の間違いは置いておいてでもこういった活動に意義があると私は思います。
乳がん検査って、若いと特に痛かったり、検査時は上半身裸で恥ずかしいしとなかなかハードルが高いのですが早期発見で適切な治療を受けることができれば、予後も良い病気です。
なにより、こうしてザック選手たちみんなが応援してくれて心配してくれているんだなと思うと勇気が出るのではないのでしょうか。
Bリーグのピンクリボン関連イベント
というわけで、ざっくり調べてみました。
これは以前にB3リーグの岩手ビッグブルズのピンクリボン月間の試合を見に行った感想です。こちらが2019年なので、そのあたりがBリーグでも盛んに取り組んでいたような気がします。
岩手ビッグブルズ
【ゲーム情報】よぼういがく協会GAMEレディースデーを開催! | 岩手ビッグブルズ (bigbulls.jp)
2016年の記事で「去年、おととしも好評だった」とあるので2014年には行っていたのですね。特にピンクリボン月間(10月)にこだわらず、「岩手予防医学協会」さんの冠試合で「レディースデー」として開催。
マンモの検診車、啓発ブース他があるという充実っぷり。啓発ブースもなかなかしっかりした展示で、病院かと思っちゃいましたよ。
滋賀レイクスターズ
2018年の開催。「加藤乳腺クリニック」さんがスポンサーの試合で、ユニフォームもピンクリボン仕様な大々的な取り組み。チャリティーオークションでの収益は日本対がん協会さんに寄付されました。
ちなみに、オレンジリボンについての啓発活動もされていて、オレンジリボン活動、恥ずかしながらはじめて知りました。
千葉ジェッツ
ピンクユニフォームといえば、当時Bリーグ界隈を騒然とさせた衝撃のサードユニ。
うん、ハピネッ…。素敵なピンクです。
禁断のピンク(ピンクといえば秋田のイメージしかなかったので、なんとなく不可侵なイメージだったんですよね)、を使用したユニフォームを着用するのは衝撃的でした。
ギャビンはバッシュもピンクにしてくれたんですよね。他にもピンクのバッシュの選手がいたような。
何だろう、なぜかぶたんぽ(秋田ノーザンハピネッツの会場で売られている)食べたくなってきましたよ。
千葉ジェッツは、特にスポンサーが医学関係というわけではなくチームの取り組みとしてのピンクリボン運動だったのかな。2018年開催。
信州ブレイブウォリーアーズ
こちらも医療関係ではないスポンサーさん。イワタニ長野さんはガスなどのエネルギー事業者さんですね。
イワタニ長野株式会社 (iwatani-nagano.co.jp)
このユニフォームなかなか可愛くて良いですね。
アーティストの越ちひろさんデザインです。
広島ドラゴンフライズ
ピンクリボンブースを設けていたのは広島ドラゴンフライズ。2021年。
大きく銘打って試合を行わなくても、こうしてブースを設けてTwitterで発信してくれるのもとても良いですね。
この日は、チーム・フロントスタッフがピンクリボンバッジをつけての試合開催だったらしく「できることをむりなくやる」というチャリティーの基本のような取り組みは好感が持てます。どなたの発案だったんだろ。うれしいな。
ドラゴンフライズさんは
オレンジリボン運動についての発信もされていますね。
選手編
というわけで、チームの方は大々的に行うとなるとスポンサーさんとの関係性や時期(開幕直後は他にイベントやりたいだろうし)もあって、継続は難しそうですね。
ですが、それをきっかけに選手たちがピンクのバッシュを履いていたりしてくれているのだとしたら、やはりすごいことだなと思います。
これはちょっと調べるのが難しいので、今季暇があったらみてみようかなというか、タグつけた選手拾っていこうかなって思っているのですが、昨年まででわかっている選手。(主にTwitter利用で私調べ。敬称略)
・ザックバランスキー(アルバルク東京 B1)
・晴山ケビン(富山グラウジーズ B1)
・小島元基(サンロッカーズ渋谷 B1)
・ジョーダン・テイラー(元アルバルク東京)
・佐藤卓磨(千葉ジェッツ B1)
・ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷 B1)
って、これ多分全部調べるの難しそうですね。ピンクバッシュ目撃した方はぜひピンクリボンとBリーグタグをつけてほしいです。調べてみたいな。
https://twitter.com/shibuyakeizai/status/1187952475220766720?s=20&t=x7EVJS_dWgPDNohN_eQ9Cg
https://twitter.com/hiuzerockets/status/1405080577926000643?s=20&t=x7EVJS_dWgPDNohN_eQ9Cg
有名人の社会貢献活動について
私に、大きな病気が見つかった時に子供に説明をしなければならず、その時に「NBAでは病気の人を支援したくてチャリティー試合とかやってるんだよ。」と教えた覚えがあります。
当時のBリーグはまだそういう活動が盛んではなく、パッと思いついたのがNBAでした。
どうしてそんな説明をしたかというと、子供が「自分の親が大きな病気をしている」という環境について孤独感をもたせないように、少しでも子供が「ひとりじゃない」と思えるようにという気持ちからです。(もしかしたら死ぬかもしれないからね。)
そのような時に「誰かが応援してくれている」と思えるのはどんなに心強いでしょうか。私も「私が死んでも、子供に手を差し伸べてくれる人はたくさんいるんだろう」と思えることは安心材料の一つでした。
こうして、選手の皆さんが社会貢献活動に目を向けていることは、必ず誰かの支えになっていると思います。
というわけで、ピンクバッシュ目撃情報お待ちしております!!
10月5日追記ピンクバッシュなみなさん
アルバルク東京
ザックバランスキー選手 安藤周人選手 藤永佳昭選手 小酒部泰暉選手
アルバルクで今季ピンクバッシュだった選手。
これだけ人数が多いとやはり話題になりますね。
ピンクリボンかわからないけどピンクバッシュな選手
各チームのツイッター等を見て調べたので漏れがあるかも。
(岩手)門馬圭二郎 クリスチャン・ドゥーリトル
(アル千葉)鶴田美勇士
(千葉ジェッツ)二上耀
(渋谷)西野曜
(名古屋DD)伊藤達哉
(京都)久保田義章
若い人にピンク流行ってるのかなもしかして。
ただ、靴って運動においてとても重要なので色だけで選ぶってわけにもいかないですもんね。
と思うとなおさらザック選手の取り組み続ける姿にすごいなと思うしうれしくなるのでした。