業績評価は気にするけど、気にしない!
年末になると、する側もされる側も少し気が重い、業績評価の時期に入ります。年度末の会社の場合は2月から3月くらいかもしれませんね。
先日、社内でこんな話を聞きました。
「今の組織に異動してから思っている評価を受けられなくなった。モチベーションが落ちている。」
1年間頑張ってきたのだから、当然良い評価が欲しい。それが昇給や昇格に繋がるわけですから当然です。
しかし、私が、評価をする側、される側両方の立場を経験して思うのは、評価が想定より低かったとしても、それほど気にすることはないということです。もちろん、本当に頑張って、成果を出し、成長していることが前提です。本年の成果と成長を客観的に示しつつも、評価結果は受け入れて次の年に目を向けた方が良いです。
大丈夫、必ず見てくれている人がいます!
評価というのは相対評価で行われることがほとんどです。うちは相対評価はしてないから、と表向き言っていたとしても実際は相対評価だと思って間違いないです。昇給の原資、昇格のポスト数が限られている以上、それは仕方ありません。
そのため、どうしても良い評価が回ってこない年が発生します。大切なのは、成果を出し続けることと、周りに負けない実力を付け続けることです。報酬と実力にギャップが生じた時、補正する力が生まれます。ギャップが大きくなればさらに大きく補正の動きに繋がります。報酬(給与)をあげるコツはまさにこれです。その年の成果は次の昇給・昇格で受けたくなりますが、そこに固執する意味はあまりありません。
つまり、2〜3年評価が思い通りでなくとも、あまりやる気を落とすことなく、自分の成果と成長を追求していくことの方が重要です。評価結果で、やる気を削ぎ、自分の成長に繋がる活動を鈍らせるのは本当にもったいないですし、これこそ悪循環の始まりです。自分が制御できない評価よりも、自分が制御できる自分の成長に目を向けましょう。
会社内で大きく評価されるタイミングがいつか必ず訪れるでしょうし、転職となっても強気の転職に繋がるに違いありません。