先天性股関節脱臼の方の座位から立位時への股関節の痛み(股関節痛)と違和感が、股関節を矯正するスクワットで改善、毎日の下痢も稀になる
概要
先天性股関節脱臼のクライアント女性の抱えている股関節の痛みと違和感が、二回の遠隔矯正でかなりの改善がされ、毎日だった下痢の症状もたまにでる程度になりました。
今回の効果は、遠隔時に行って頂く矯正スクワットによるもので、股関節6タイプ診断の後、股関節の回旋や転位度、身体的条件を考慮しそれぞれに行って頂くのですが、先天性の股関節疾患の方や、歩行困難等身体のゆがみが極まった状態から、根本的に立ち直って頂く為には必須のものとなります。
※矯正スクワットは、歩行困難に陥った方でも行う事が出来ます。
股関節診断
右足が長く、両股関節共に内向き
【右股関節内旋、左股関節が先天性股関節脱臼で後方脱臼】
主訴
何十年と股関節の痛みや違和感を抱えていて、以前は先天性股関節脱臼の左股関節周辺に痛みがあったという事ですが、
①現在では、坐った状態から立ち上がる時、長い足側、右股関節に痛み・違和感がでる。
②脚長差大で歩く時、跛行が酷く、人に何か聞かれるのも辛くて、普通に歩けるようになりたい
③腸が弱く、ストレスでもすぐに状態を崩し、この所は毎日下痢、と言う事で、数十年前から心臓肥大を抱えています。
通常の歪み方とは異なる身体のゆがみ
脚長差が甚大な為、身体のゆがみが極まり複雑になっています。
右足が長く、先天性股関節脱臼の左股関節は明らかに股関節の後方への脱臼が進行して仮性短縮し膝関節が極度に内旋し、右膝は内旋度合いが少ない為、K脚のような感じなのですが、それでも左膝は右膝より高い位置にあるのです。
股関節転位が進行するに伴い、身体のゆがみも複雑になって行き、右足長の人の力学的に典型的な身体のゆがみ方とは違うものになっている、こういった事は、股関節疾患の方には全く珍しくはないのですが、症状のでている右股関節には可動域がほとんどない為、脚だけを見れば、左足が長い人のようです。
初回矯正・主訴③(下痢)の改善
初回矯正では、矯正スクワットを十数回行いました。歩行が楽になった、座った状態から立ち上がる時、いつものような痛みを感じないなど感想を仰いますが、表情はどことなく不安気なままです。
その後、ご自身での矯正は一切行っていませんが、下痢の頻度が落ち着きました。
二回目の矯正・主訴①(座位から立位時の痛み)の改善
今回は、矯正スクワットを数十回行いました。
先天性股関節脱臼の左大腿骨の角度を矯正するスクワットを行うのですが、
この矯正がダイレクトに膝の内旋を目に見えるように矯正していくので、zoomを通して全身の姿勢や骨格が整っていくのが分かるのです。
矯正を行うごとに、歩きやすくなっていくのはもちろんなのですが、
最後に、椅子に坐って立ち上がってもらった所、いつもの痛みや違和感は全く感じないということでした。
この症状も根深いものであれば、長時間座ったり、動作など間違えれば復活しても来るでしょう。けれど、完治するまでにそれほど時間もかからないだろうと思います。
先天性股関節脱臼の方の股関節の痛みがこれほど早く改善され、本当に嬉しそうで、私も嬉しく大変安堵いたしました。