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サイ生むサイを、生むキサイ。

ベイトソンは言った。

情報は『差異をつくる差異』である.
A difference which makes a difference

見事な定義だ [出典].


西垣通は言った。

情報は『それによって生物がパターンをつくりだすパターン』である.
A pattern by which a living thing generates patterns

こちらも見事だ [出典].
そして,ここで「生物」が出てくる.


この2つの定義(=記号)は,『再帰』であることが共通している.
再帰について,田中久美子は言った.

総じて,記号が投機的媒体であることは,記号論の範囲では機械でも人間でも変わらない.その一つの必然的な帰結が再帰である.

この指摘も見事だ [出典].


ここでは人間と機械に共通する "財産" としての『記号』(Sign)である,
『差異生む差異を,生む再帰』
に焦点を当て,
『差異生む差異を,生む記載』
を目指します.

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