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街歩きで学びを深める! 【社会学部 堂免ゼミ生インタビュー】

記:2019年2月15日

今年春から留学予定の、社会学部堂免ゼミ3年生松下さんにインタビューをしました。

■1年生時に履修した教養ゼミが3年生のゼミ選択につながった

ーー 最初に堂免ゼミを志望したきっかけはなんですか?

1年冬学期の時に履修した鈴木尚文教授(スポーツ社会学)の教養ゼミで、1ヶ月に1回ほど街歩きの時間があったのですが、その街歩きのグループで一緒だった4年生の先輩が堂免ゼミに所属していました。その先輩に、堂免ゼミの専門分野や活動内容を教えていただき、堂免ゼミに興味を持ち始めました。

元々、自らが地方出身であるという背景もあり、まちづくりや地域振興・地方創生という分野に関係したゼミに所属したいというように思っていました。その点、地域政策都市政策という堂免ゼミの専門分野は、自分の関心に合っていると感じられました。

ーー 他のゼミと迷いましたか?

3年次の本格的なゼミ選択の時期には、まず、ゼミ紹介冊子による情報収集集を行いました。それを通して、堂免ゼミを含めて5つほどのゼミに興味を持ちました。その中でも、まちづくりや地域振興という分野に強く関わっていたのは、堂免ゼミ・町村ゼミ・林ゼミの3つであると判断しました。

ゼミ紹介冊子のみでは詳細なゼミの内容が把握できなかったので、次の段階では、ゼミ紹介の時間を利用して、直接ゼミ生にお話を伺ったり質問したりしました。たとえば、どんな卒論のテーマで研究をしているのかということや、どんな本を輪読しているのかということを教えていただき、こうした質問を通してゼミの中で実際に扱っているテーマを知り、自分の興味と本当に一致しているかということをみていきました。


ーー 最終的に決定した理由はなんですか?

最終的に堂免ゼミに決めた理由は、堂免ゼミに所属していた先輩方の興味と自分の興味が一致していたからです。また、研究手法として事例調査や現地調査に重点を置いているという点も、実際のゼミ活動を想像する中で大きなポイントでした。

ゼミ選択の際に、雰囲気を見て決めるという人も多いと思うのですが、雰囲気は決め手にすべきでないと考えていました。一番大事なのはそのゼミで実際に何をするのか?なにをテーマにするか?ということなので、ゼミの具体的な研究内容に注目していました。また、2年間お世話になる指導教官という点で、堂免先生の人柄や接しやすさも決め手になりました。

ゼミは3,4年生時の2年間に渡る活動でもあります。自分の興味関心を軸に、慎重に選ぶのがよいと思います。

■1年で3回は学外での街歩き!?

ーーゼミの大まかな流れを教えてください。

まず、堂免ゼミは3,4年生合同でのゼミ活動となり、その中で、3年次には社会調査が、4年次は卒業論文作成が、それぞれメインになります。それ以外にも、文献輪読・街歩き・インタビュー演習などの活動を行ってます。

4月~1月
4年卒論進捗報告/卒論研究(個人)
7月~1月
3年社会調査進捗報告/社会調査研究(グループ)
4月
街歩き、文献輪読
5月
文献輪読
6月
街歩き インタビュー演習
7月
社会調査(3年次フィールドワークや事例研究)の準備ゼミ合宿
10月
街歩き
12月
ゼミ旅行

■自分次第でどこまでも学びを深められるゼミ

― ゼミではどのような活動をされているんですか?

輪読では、指定文献を読んだ上で、3年生で分担してレジュメを作成します。授業内では、作成したレジュメをもとに内容を発表し議論をします。街歩きでは、ゼミの時間を利用して実際に街に出て、様々な疑問点や不思議を見つけ、それに関して考察や分析を行い報告する、という活動を行っています。インタビュー演習では、4年生の先輩にインタビューをして、フィードバックをいただくことを通して、インタビューの手法やコツを学びます。

ーー 自分のやりたい分野を勉強できますか?

地域政策都市政策という大枠はありますが、実際の研究テーマは多岐に及びます。具体的に、3年次社会調査について説明すると、2018年度は、社会福祉・公共空間・地域活性化というテーマで3つのグループに分かれて、事例調査を軸にした研究を行いました。

このように、地域政策都市政策と一口に言っても、実際の分野や多様ですから、その中であれば、自分の突き詰めたいテーマを扱えます。

ーーゼミにかける時間はそれぞれだと思いますが、堂免ゼミはどれだけシビアですか?予習や復習、課題にかかる時間を教えてください!

 時期によって様々ではありますが、年間を通して週平均で5時間くらいかと思います。例えば、文献輪読のためのレジュメ作成にはそれなりの時間が掛かりますし、街歩き後の報告準備にも時間は必要です。秋冬学期になると、社会調査が本格化するので、グループ単位で授業以外に集まって議論することも増えていきます。

その中でも、社会調査においての現地事例調査は多くの時間を要します。実際の現場を訪れてインタビューや観察を行うので、週末土日に活動を行う必要もあります。調査テーマによっては、複数の関係者にインタビューを行なったり繰り返し現地を訪れたりするということもあるので、秋冬学期は春夏学期に比べて忙しくなります。

■ゼミテンはなんでも語り合える大切な仲間

ーー ゼミの雰囲気ってみんな気になると思いますが、ゼミテンとの交流はありますか?

ゼミ時間内外を問わず、交流は強いという印象です。毎回金曜日のゼミの時間の後にはアフターがあり、自由参加ではありますが、毎回10人ほどは集まります。3,4年全体でのゼミ活動ということもあって、多様なメンバーと話ができるのが楽しいですね。

ーー仲良いですね!ゼミ後のアフターでは飲み会では何を話すんですか?

大騒ぎをすることはないけれど、自由にいろんな話をします。就活について4年生に質問したり、恋愛話で盛り上がったり(笑)、自分の興味に関する熱い話も歓迎される場です!こんな話をしたら空気が冷めるのではないかと遠慮をする必要のない、とても自由でアットホームな雰囲気の時間です。

■様々なバックグラウンドを持つ仲間とのかけがえのない出会い

ーー「この人はすごい」と思うゼミテンはいますか?

全員!どのメンバーも個性的ですごいと感じている。

ーー全員ですか!?それはなぜ?

たとえば、部活を両立している人、大学外で積極的に活動している人、長期休みに東京を離れて、課外活動をしているひともいるんです!みんな自分の知らない世界を知っているので尊敬できます。

■ゼミ後の進路やOBとの繋がり

ーー 堂免ゼミは 地域政策都市政策が専門分野ということですが、卒業後の進路も地域振興や街づくりの事業に携わっている人が多いのでしょうか

ゼミの研究領域が、地域政策都市政策ということで、まちづくりに関連している業界への進路が多いと想像されるかもしれませんが、実際には非常に多様性に富んでいます。

また、設立して10年弱のゼミということもあり、OBOGの皆さんも若い人が多いのですが、お話を伺うと、必ずしも地域都市政策に関わる職業に就いている人ばかりではありません。


ーーOBとの繋がりはありますか?

1年に1回(毎年秋ごろ)、OBOGの皆さんとの交流会があります。社会人学生問わず、堂免先生を囲んで近況報告をする機会です。

■常識・当たり前に違和感や疑問を持てる人は最高に楽しめるゼミ

ーーぶっちゃけ、堂免ゼミに入ってよかったと思いますか?

間違いなく。

ーーそう感じる瞬間ってありますか?

週1のゼミで毎回感じています。ゼミでの活動自体も自分の興味にあっていてとても楽しいし、メンバーにも先輩にも恵まれている。

ーー最後にどのような学生が堂免ゼミに向いていると思いますか?

常識・当たり前に違和感や疑問を持てる人!

ゼミの内容は、フィールドワーク・社会調査・卒論が中心だが、これは「自分の目で見る→疑問に思う→研究する」という姿勢が最も大切になってきます。堂免先生は地域都市政策が専門ですが、その分野に限らず、福祉政策や教育政策など様々な他の分野の内容も学ぶことができます。ひとつの分野に凝り固まらず、広い視野を持ちながら研究していけることを魅力に思える人はきっとこの堂免ゼミに合っていると思います。

ーーありがとうございました!

--------------------------------------------------------------------------------------この記事を書いた人(文責) 坂根

谷保でゲストハウスを運営する「たまこまち」の 代表。エネルギーで満ち溢れている。絶賛仲間募集中らしい。


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