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ほぼ毎日読書ログ

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読んだ本の感想noteを書いています。 古典から新刊まで。文学から実用書まで。児童書も漫画も写真集も何もかも。
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記事一覧

『成瀬は信じた道をいく』(宮島未奈)/読書ログ468

前回紹介した『成瀬は天下を取りにいく』の続編。 特に感想は無いのだが、エンタメ小説として…

マエダヒデキ
6か月前
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『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈)/読書ログ467

2024年の本屋大賞。書店にドカンと積まれていたので購入。 旅行鞄に放り込み、旅の合間にチビ…

マエダヒデキ
6か月前
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『六人の嘘つきな大学生』(浅野秋成)/読書ログ466

知名度も初任給もべらぼうに高い有力IT企業の最終選考に望む六人の就活生が、一枠しかない内定…

マエダヒデキ
6か月前
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唐突なファンタジーに躓いて踏み込めなかった 『この本を盗む者は』(深緑野分) / 読…

蒐集家の家に生まれるも本嫌いの主人公が、書庫から蔵書が盗まれる事から始まる物語は、唐突に…

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正統派マッチョ展開で作者の思いをどストレートにぶつけられる『映像研には手を出すな…

購入していたのだけど、積ん読の山に紛れ込ませてしまったからか、読むのをすっかり忘れていた…

4

買えるうちに買わないと後悔する『プリンス・インタヴューズ』 / 読書ログ463

圧倒的な才能とパフォーマンスでポピュラー音楽の世界を牽引した故プリンスのインタビューを集…

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本作は複数の出版社から出ているけど木村荘八の挿絵がセットじゃないと魅力半減なのよ『濹東綺譚』(永井荷風) / 読書ログ462

参加している読書会のお題となったので、久しぶりに荷風を読みましたが、改めて読んでみるとやっぱり良いですね。 特にこれと行ったやまがあるわけでもない、ただただ荷風が残したかった時代を、風俗・文化を・空気を感じる作品。短いお話だし、すごく読みやすいので、明治から昭和初期あたりの小説が好きな方は是非読んでみて。 荷風の作品は版権が切れているので、いくつかの小説などは複数の出版社から出版されているし、青空文庫でも読める。 この濹東綺譚も青空文庫であれば無料で読める、読めるのだけ

ミステリーファンならニヤリとするかもしれない短編集『儚い羊たちの祝宴』(米澤穂信…

米澤穂信は若者向けのミステリーを書いている作家、という印象が強いのだけど、短編が五編納め…

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本当に暗算が出来る様になった『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる…

休みの日、散歩がてら本屋に行くことが多いのだけど、出かける際に、小学生の娘に本を頼まれる…

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おまけが主役『みんなのツバメノート』(宝島社)

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。459冊目。 ツバメノートを紹介した…

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アインシュタインすら霞む大天才 『フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔』(…

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。458冊目。 ジョン・フォン・ノイマ…

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物理学者による「フフフ」ってなるエッセー集『物理学者のすごい思考法』(橋本幸士)

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。457冊目。 表題や帯をみてしまうと…

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メディア群雄割拠の時代を実況中継『ネットフリックス vs. ディズニー ストリーミング…

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。456冊目。 アメリカで伝統的メディ…

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今度のカルロは読みやすい 『すごい物理学入門』(カルロ・ロヴェッリ)

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。455冊目。 物理学の話題は面白い。大変に面白い。 しかし、難しい。 量子論を含まない古典物理学の範囲は、普通の人類でも頑張ればなんとかなる。相対性理論も頭に汗を少しかけば概要は頭に入るし、物理現象としてイメージを持つことも出来ている気がする。しかし、話題が量子論の話題になってくるとちんぷんかんぷんになってしまう、なんて方が多いと思う。 まさに私がそうだし。 そんな、サイエンスは大好物なんだけど、最新トピックの理