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書籍予約の準備

新刊発行前に営業担当が行う業務の一つに、新刊予約の準備があります。
自社ホームページへの商品登録、取引先への書誌情報の提供、チラシ・パンフレットの作成と配布、そして、書店への予約注文FAXの送信など・・・

出版社勤務の最初の頃は、黙っていると発行の1ヶ月前まで本がいつできるのか、書籍はどんな内容なのか、価格はいくらなのか・・・
外部のお客様が、、、ではなく、同じ社内でこんな状況。
その後、事前の予約活動ができないため、問題提起し、1ヶ月前には事前準備をできるようになりました。

別の出版社では、先手、先手と、先を行く編集担当者のおかげで発行2ヶ月前には事前準備をできるように。。。

発行に向けた準備はその期間が長く、余裕のある状態だと、新刊の注文数も伸びます。
なので、仙波書房では先手、先手と、先を行く編集担当者の更に先を行ってみようと、発行3ヶ月前に新刊の予約活動を始めました。
完璧な状態になるのを待つのではなく、小出しで見せていく準備で、徐々にバージョンアップしていく、という方法で進めることにしました。

というのは、性格上完璧なものができるまでは・・・と執着し、いつになっても完成しないことが予想されるので。。。
編集者だと、原稿を抱え込んだままで、いつになったら本が出るのか、、、という状態。

ガチガチに頭で考えて進むのではなく、走りながら考える。
最近になって、自分の中で大きく変わったことかもしれません。
先手先手で、他人の数倍の仕事をこなし、年に10冊以上本を出す編集者の仕事ぶりは、今自分の糧になっています。

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