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ケロQ枕25thLIVEに現地参加した感想

ケロQ枕25thライブ、最高でしたね!!!!!

ライブに現地参加したので、感想を思うままに書いていきます。


当日まで

多くの人がそうであるように私もケロQ枕さんの作品には思い入れがあります。なので某日某所の某配信で某内部の人がこぼしたライブしたいですねって話を聞いた私は期待を膨らませ、そして発表されたケロQ枕25thライブの開催には胸が踊りましたね、ついに来たか!と。

高額チケットに目を見張りつつ、一次抽選では第1希望をサクラノチケット(十分高い方?そうかもしれない)として勝負を挑みました。クレジット表記って結構惹かれるらしいんですよね、私。クラウドファンディングとかでコース選ぶときも割と選びがちです。

そして迎えた運命の8月16日。まあいけるやろと軽く構えていたところに届いたケロQ枕さんからのメールを開くと見事落選!目の前が真っ暗になりました……
配信の実施予定がないという案内もあったので、貴重なライブをその目で拝めない悔しさに歯噛みしながらライブグッズセットを購入しました。
(なお後になって、ライブ配信が発表されました。尽力されたであろう新見さん、許諾されたアーティストの皆さんありがとうございました!)

しかしながら、ケロQ枕さんの入金事情もあってかキャンセル枠の二次抽選実施の報が入り、コースを一瞬悩み再度サクラノチケットで申し込み。そして9月11日に届いたメールにて二次抽選に無事当選!!!!歓喜の嵐でした。
ちなみに悩んだのは、席数見込みがわからなかったのもありますが、ライブグッズセット買ってたので高額チケットだと手元に2セットくるな、と。とはいえ、Tシャツとペンライトは買っていなかったし、どうせ現地で見るなら近くで感じたいの思いでサクラノチケットを選んでいました。

諸々の手続きを済ませ、ライブ当日まで指折り数える日々。そんな中でついにグッズやチケットが手元に届き、座席表を確認。

……かなりいいのでは???という第一印象でした。
サクラノチケットなので前3列確定なんですが、その中でもいい感じの席に見えたのでワクワクが一層高まりましたね。

その頃になると気づけばあと1週間だと!?!?という感じになり、持ってるケロQ枕さんの楽曲を流しながら当日が来るのを待ち遠しく思っていました。

サクラノチケット特典グッズ。レコードのサインが最高


当日~開演まで

当日。グッズはすでに特典で頂けたので物販はスルーして午前は2017年ライブ音源を聴きながら座談会本を読んで過ごし、午後から開場時間に合わせて現地・有楽町ヒューリックホール東京へ。

予めマップやヒューリックホール東京のアクセスページは見ていましたが、アクセスが抜群にいいですね。有楽町駅を出て右を向いたらあれかってわかる場所でした。

11階、ヒューリックホール東京入口

11階、エレベータを降りて見つけた看板に近づいていくと、会場から漏れ聞こえてくるのは『夏の大三角』。素晴らしき日々のBGMといえば『夜の向日葵』がやはり強いですが、『夏の大三角』もまた良きものがあります。開演までの気分を整える時間に流れる『夏の大三角』、素晴らしい選曲です。

開場後、600円でQooオレンジを交換。中に入ったロビー左手でまず待っていたのはファンのイラストレータの方々(と佐山森さん)が贈られたというフラワースタンドと聖ルーアンの制服。かわいい。

フラワースタンド
ヒラヒラは正義

反対側、階段側の壁面にはライブロゴと流れ星の投影。吊っている星は赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色が順に明滅していました。当然この間もずっと後ろでは『夏の大三角』が外より大音量になって流れ続けているので、ついに……ついに来たんだ!と気分が上がってきました。

階段壁面

いよいよホール内へ。中は青系の照明で照らされており、夏、夜を感じさせる雰囲気となっていました……というか広い!!!きれい!!!こんないい劇場でライブできるとかすげぇなケロQ枕。

チケットを確認し、選ばれしサクラノチケットの座席へ。さて、本日の視界は……?

「ち、ちかい………!!!」

さすが前3列、ステージが目の前に来ました。
加えて座席表から予想していた通りなのですが、ステージ上の端から端までを見切れることなく見渡せ、後ろの映像も若干機材が被ってましたがほぼ完璧に見える場所。そして少し上を見上げるとクソデカスピーカー(つまりスピーカーの真ん前)(ところでああいうスピーカーってラインアレイスピーカーって言うんですね)。要は、ステージが近くて全体も見えて音も近い席、最高かよ!!!

良い座席の考え方は人やイベントの種類によって様々。今回私はステージ前の3列目、向かって右から望む形になりました。この場所の優れている点は、ステージに近いため演者の動きがよく見えることに加え、ステージの全体を首を動かすことなく自然に視野内に収めることができることですね。歌唱中はどうしてもボーカルの方に目が行きがちなのですが、バンド演奏もまたライブの醍醐味。それら全体を常時視野の正面に入れたままにできるという点で、今回当選した座席は個人的さいつよでした。さすがサクラノチケット。


いざ開演!

いよいよ開演時間。先立って行われた諸注意の影ナレは圭。実に彼らしいどこか抜けながらも元気よくやってくれました。会場内だけじゃなく配信もされてるんだよのくだりも面白かったですね。

ライブ1曲目。予想としてはやはりサクラノシリーズやすば日々のOPが丸いかなーと思っていましたが、もってきたのは『空気力学少女と少年の詩 -Piano Vocal Ver.-』。そうきたか!という驚きから入りました。これは勝手な推測なんですが、ヒューリックホール東京、元が映画館なのもあって会場と座席がめちゃくちゃきれいなんですよね。加えて昨今は映画館でライブビューイングという機会もあるので、あの会場においてスタンディングしてワーーー!!!するには若干ためらいがあるんじゃないかなと。少なくとも私はそんなことを考えていたので、今日はこんな感じでいくのかな、なんて思ってました。
まあ実際には当然そんなことはなくて、後のはなさんMCで会場みんなスタンディング!になったわけですが、座ったままでもいける温度感でかつ出だしの一曲として用意できる曲としての、空気力学少女ピアノバージョンなんじゃないかな、と。
会場全体の空気も優しく温まっていく感じでした。

2曲目には『呪われた生/祝福された生』。なんてセトリだよ!青く染まっていた会場は一気に赤に。
その後もはなさんのバラードパートが続き、しっとり決めてくれました。
『虚無の先で愛を見つける』はこれを聴きに来たその1でした。こんな序盤で!?!?と思いながらも聞き惚れてました。心鈴、好きだ……

はなさんが退場され、さて次はどなただろうとワクワクしていたんですが、誰も出てこない内に演奏が始まり?????となりました。次の楽曲はviewtorinoさんの『幾望―既望―希望』。ボーカルはOgataさんでしたが、すでに最初からギター持ってそこにいらっしゃったんですよねびっくりです。
ここで今回の座席最高その2なんですが、Ogataさんはステージ向かって右手にいらっしゃったので、つまり私の座席前すぐそこで歌い始められたんですよ。最高でした。
『幾望―既望―希望』、座談会本でも書かれていましたが実に独特な調子、歌声と感じていたので、これライブで歌えるんだすげーー!となりながら聞き入っていました。
そして曲が終わり、Ogataさんがお礼の「ありがとうございました」。地声!?!?!?なりましたよ。普通の男声だったので歌唱時との声質の違いにびっくりでした。

OgataさんのMCにてピクセルビーの話に。
私は2019年当時はまだそこまでエロゲ沼に浸かっていなかったので、解散されたという話に対しては素敵な楽曲がもう聴けないのは惜しいなーくらいの温度感だったのですが、MCでカバーしていきます!と仰られたときはなにそれ熱い!!!と流石にテンションが上りました。
次に披露された『DREAM』、実のところ私はH2Oをプレイしていないのですが、すごくきれいに歌われていると感じました。もっと下さい。

その後、途中でLunaさんに交代しながらピクセルビー楽曲のカバーが続いていきました。いや聴けると思ってなかったんですよその楽曲たち!!!
特に『ナグルファルの船上にて』。イントロから涙が零れそうになり、曲が進むにつれてLunaさんの歌声に心が震えました。
後ろで流してるCGもずるすぎてさーーーー!希実香、好きだ…………
Lunaさんカバーの『ナグルファルの船上にて』を生で聴けただけで今日来た甲斐があったというものです。

ピクセルビーカバーパートは狩野七夏さんに交代して『神と旋律』、『鏡ノ世界ニハ私シカイナイ』『光差す世界』。先述したようにH2O、あとテレビの消えた日も未プレイなので、映像の制服からこのゲームの曲かなーまでの理解でしたが、狩野さんのロック歌唱パフォーマンスが力強くてめちゃくちゃかっこよかったです。

そして狩野さんがサクラノ刻でボーカルを担当した『櫻ト向日葵』。聴けば聴くほどいい曲。狩野さんは歌声だけでなく全身でとても楽しそうに歌われるのでライブで見ることができて一層好きになりました。
また、MCにて狩野さんがケロQ枕作品に関わるようになったきっかけが居酒屋でバイトしてたときの会話という偶然からというのも興味深い話でした。人の縁って大切ですね。

続いて、一度バンドメンバー全員がステージから捌け、始まったのはピアノソロによるBGMパート。その1曲目は『夏の夜の展覧会は』。あまりも美しい。
演奏そのものはもちろんですが、後ろで流している時を越えて受け継がれるベスパ二人乗り映像がもうずるいので、ゲーム本編中の様々なシーンと感情が去来して泣きそうになりました。
なんとかこらえたって思っていたんですが、そこに続くのが『夜の向日葵』そして『天球の奇蹟』。それはずるいよ!!!!!!泣
夏目圭に想いを馳せる時間でした。
元映画館という劇場で音響設備が素晴らしいのか、ピアノソロの音がめちゃくちゃ良かったです。

ピアノBGMパートを終えると再びバンドメンバーと共にはなさんが登場。『DearMyFriend』はぐちゃぐちゃにされた心をライブに戻すにはちょうどいい曲調だと思いました。
そして満を持しての『さくらとことり』。これを聴きに来たその2。
2017ライブCDでも聴いていましたが、「さくらとことりいくぜぇ!」なったときは一気に会場が沸きました。盛り上がらない訳が無い。コーレスもあって全体の一体感は一番じゃないですかね。最高!好き!!楽しい!!!

『さくらとことり』が来たということでもうライブの終盤。入れ替わってLunaさんが登場していよいよ来ました『刻ト詩』、そして『Mon Panache!』。これを聴きに来た!!!!!!!!!!
最高だったサクラノ刻の楽曲として、これをやらないわけがない。
終わりが近づいているのを感じつつも最後まで盛り上げてくれるLunaさんの歌唱とバンド演奏。やっぱり好きだ。
Lunaさん、MCにて直前まで体調を崩されていて歌うことができずメッセージボイスまで用意されていたとお話されていたので、難しい中でもなんとか当日に間に合わせて頂いたことには本当に感謝しかないです。Lunaさんに限らず、どこか一つ間違えば聴けなかったかもしれないライブに立ち会えたことは一生モノだと思います。

最後の楽曲といいつつお約束のアンコール1曲目は『空気力学少女と少年の詩』。後からならいくらでも言えるので言うと、どの楽曲くるかなと考えたときに「そういえば1曲目空気力学少女のピアノバージョンだったがライブで映えるバンドバージョンは?やってないしアンコール曲として申し分ないな」と思ってました。当たった(まあこれくらいなら同じこと考えてた人は多そう)。
ピアノバージョンも良さがありますが、やはりバンドライブならこれをやらいでか!アンコール初っ端の盛り上がりはイントロから完璧でした。

アンコール2曲目は『終末の微笑』。お、おうとちょっとなりましたがそういうのも好き。
最初の『空気力学少女ピアノ』→『呪われた生/祝福された生』同様に青から赤に染まる会場は美しい。

そしてアンコール3曲目。本当の最後を飾るは『櫻ノ詩 -2023Mix-』。まあそれだよな!!!!!!知ってた。
サクラノ刻の最後を飾った2023Mixがライブの最後を締める流れ。これしかない。

ライブが無事に終わり、アフタートーク。すかじさんを拝見するのは初めてだったのですが、オーラ(?)を感じるイケオジでした。トークが面白い。
あと企画準備運営まで尽力された新見さんの登場。好き。ありがとう新見さん。
また、すかじさんからは今後に何か仕込んでいる風の言葉もあったので、楽しみが増えました。

無事全楽曲を終えて終幕。満足感の中、退場時の案内にはまさかの救世主さま登場。しかも優しい。救世主さま好き~~~~!!!
私は前方席なので最初に退場したのですが、なんでも会場の声に反応して会話されていたとのこと。影ナレ録音じゃなくてこちらもライブだったのか!?最後まで聴きたかったわね……

ライブを終えて

冒頭でも少し触れたように、私も人並みにケロQ枕作品の魅力に取りつかれている人間なので、今回のライブに現地参加できたことは本当に嬉しく思いますし、またこのイベントを企画・準備された新見さんやアーティストの方々、すかじさんはじめ関係者の皆さんには感謝の念に堪えません。

私のケロQ枕との出会いは素晴らしき日々からなのですが、実のところ初めてプレイしたエロゲが素晴らしき日々でした。色々あって当時のことはほとんど覚えていないのですが、なんでお前そんなキツイところから攻めてるんだと今になって思います。なんでなんだろうな……
とはいえ、素晴らしき日々の紡いだ物語に感銘を受けた者はすべからくそうするであろう、シラノ・ド・ベルジュラックを読んだりウィトゲンシュタインを読んだり、関連書籍にも手を出したりと、それまで持っていなかった視野を広げるきっかけになった作品でもあり、エロゲというメディアの魅力を感じて少しずつプレイする原動力となった作品でもあります。
一時的に離れた時期もあったのですが今また触れるようになったのも、素晴らしき日々やサクラノ詩、他にもたくさんの素晴らしい物語があることを知っていたからだと思います。
そういった様々な思いもあり、2017年ライブを知ってからはもしまたケロQ枕ライブがあればぜひ参加したい!と思っていたので、今回こうして現地参加して最高の詩を全身で感じる最高の刻を過ごせたことは本当に嬉しく思います。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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