令和5年度定時総会が行われました
さる6月27日、NPO法人セルフサポートセンター浦河の令和5年度定時総会が行われ、令和4年度の事業報告、決算、令和5年度の事業計画、予算が承認されました。以下に概要を書きます。
〇令和4年度事業報告
・精神障害者ピアサポート事業
日時:随時
場所:北海道浦河町他周辺町村
内容:地域で苦労しつつ生活している精神障がい当事者に対して、訪問・外出同行・GHでの服薬支援等を行った。
・地域生活自治会活動事業(回復者クラブどんぐりの会と合同)
日時:令和4年5月
浦河町の精神障害者のGHを中心に休日を利用したミーティング・茶話会・地域生活への声の集約を行う。コロナ禍のため今年度は1回開催。
・第19回当事者研究全国交流集会(協力・参加)
日時:令和4年11月20日
場所:岡山県倉敷市
内容:ZOOM会議で実行委員会に参加し、打ち合わせを重ねた。また、当日は浦河から伊藤・他仲間の大矢氏・渡辺氏が対面で参加。当事者研究を通じて学びと交流の時をもった。
・情報発信
日時:通年
内容:今年度も(株)MCメディアン発行の雑誌「べてるもんど」内のコーナーで活動報告等の情報発信を行った。
・当事者研究オンラインイベント開催
日時:令和4年4月~
家族当事者研究ミーティング(毎週第2火曜PM1時~)(8月を除く)
内容:埼玉県の家族会ミーティングと全国の家族会・nasa Lab会員・セルポ会員をオンラインで結び、当事者研究ミーティングを行う。
体調・気分確認ミーティング(月1回土曜)
内容:全国のnasa Lab会員・セルポ会員をオンラインで結び、オンラインでダイアローグ(対話)を行う。
・しあわせ研究所協力
日時:令和4年4月~令和5年3月
場所:浦河町
参加者:伊藤・・和田・他
内容:地域精神保健福祉機構・コンボの発行する「こころの元気プラス」の読者に届けるため、毎月「心の元気プラス」に原稿を投稿するしあわせ研究所の事務局を担当し、原稿依頼・編集を行う。
・関東地域周辺での当事者研究普及啓発活動及び生活困窮者支援
日時:随時
場所:関東各地
内容:障がい当事者自身が主体性をもって自分の助け方を研究的に模索する「当事者研究」の活動を中心に、従来から専心してきた精神保健のみならず、東京における生活困窮者支援の分野等にも取り組んだ。
・第3回子ども・子育て当事者研究交流集会
日時:令和5年2月25日
場所:オンライン(ZOOM)
内容:当事者研究を実践する子ども・子育て中の親がオンラインで当事者研究を発表し交流する。
・子ども当事者研究ワークショップ
日時:①令和4年12月20日 ⓶令和5年2月14日
場所:東京都港区台場
内容:向谷地宣明氏をコーディネーターに、無印良品とコラボし子どもの当事者研究ワークショップを行う。
・子ども当事者研究イベント
日時:令和5年3月12日
場所:川崎市 岡本太郎美術館
内容:向谷地宣明氏をコーディネーターに、岡本太郎美術館とコラボし子どもの当事者研究ワークショップを行う。
・やってみよう!子育て当事者研究
日時:令和5年3月19日
場所:東京都渋谷区 澁谷ヒカリエ
内容:向谷地宣明氏をコーディネーターに、子育て中の方を対象に当事者研究ワークショップを行う。
〇令和5年度事業計画
・精神障害者ピアサポート事業
日時:随時
場所:北海道浦河町他周辺町村
内容:地域で苦労しつつ生活している精神障がい当事者に対して、訪問・外出同行・GHでの服薬支援等を行う。
・第20回当事者研究全国交流集会(対面での開催予定)
日時:2023年10月13日
場所:浦河町
内容:大会協力団体として北海道の当事者・支援者を中心としたオンライン会議に参加。北海道当事者研究ネットワークの一員として。全国での当事者研究のさらなる普及のため、当日の運営にも協力し、当法人の会員も参加する。
・当事者研究オンラインイベント開催
日時:2021年4月~
1.家族当事者研究ミーティング(毎週第2火曜PM1時~)
内容:埼玉県の家族会ミーティングと全国の家族会・nasa Lab会員・セルポ会員をオンラインで結び、当事者研究ミーティングを行う。
2.体調・気分確認ミーティング(月1回土曜)
内容:全国のnasa Lab会員・セルポ会員をオンラインで結び、オンラインでダイアローグ(対話)を行う。
3.セルポ・ウレシパ怪異向けオンライン当事者研究イベント
日時:年2回予定
内容:会員向けにオンラインで当事者研究を体感できるイベントを行う。
・情報発信
日時;年2 回程度
内容:株式会社 MC Median発行の雑誌「べてるもんど」に当法人の情報コーナーを設け、セルポ会員への活動報告を行い、全国の当事者・支援者に届ける。
・精神障害当事者による自治活動の推進
日時:随時(各GHでミーティングを2か月に1回程度行う)
内容:浦河の精神障害当事者がGHなどでよりよく生活できるため、各GHなどを当会の会員が回り、ミーティングを行い、当事者の暮らしなどでの良かった点・さらに良くする点を聞く。出てきた課題は社会福祉法人浦河べてるの家などに伝える。
・関東地域周辺での当事者研究普及啓発活動及び生活困窮者支援
日時:随時
場所:関東各地
内容:障がい当事者自身が主体性をもって自分の助け方を研究的に模索する「当事者研究」の活動を中心に、従来から専心してきた精神保健のみならず、東京における生活困窮者支援の分野等にも継続して取り組む。今年度は、昨年度から行っている無印良品等の企業とのコラボイベントも行う。(キリン福祉財団助成事業)
・当事者研究事例のアーカイブ化
当事者研究のこれまでの実践事例の整理と約5000点の資料のクラウド化(サイボウズのkintoneを使って試行中)。
・子ども・子育て当事者研究交流集会(オンライン)(キリン福祉財団助成事業)
日時:令和6年2月(予定)
内容:オンラインで定期的に実施している子ども子育て当事者研究を継続しつつ、新たな問い合わせやニーズに対応できるように関係者でネットワークを構築していく。令和4年度には子ども当事者研究の書籍もコトノネ生活から第2弾書籍を刊行予定。
・子ども当事者研究イベント
内容:今年度も無印良品等の企業とコラボし、子ども・子育て分野の当事者研究ワークショップを行う。
・ピアサポーター養成研修
日時:令和5年11月~(予定)全3回開催予定
内容:浦河流のピアサポーター研修を浦河のピアサポーター志望者・全国のピアサポーター志望者に対して行う。内容は都道府県のピアサポーター養成研修を参考に、浦河独自の対話実践のワーク・当事者研究の基礎なども盛り込む。全国からオンラインでの参加者も募る。
なお、先日アドバイザーの向谷地宣明氏と役員による打ち合わせを行い、ピアサポーター養成研修は、全国各地でピア活動をしている人も参加できる経験交流ワークショップ的なものにしてはというアイデアをもらいました。
また、総会では、会員からこれまで情報発信の場としていた機関紙「てとて新聞」(今は「べてるもんど」で当法人の情報を発信しています)に代わる当事者の創作・表現の場を設けてはとの意見を戴きました。今後の検討課題です。
今年度も当法人をよろしくお願いいたします。