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実際に地方移住をするためにした7ステップ
「地方移住するの不安じゃない?」
「どうやって踏ん切りつけたの?」
「どんな準備したの?」
みたいなことをちょくちょく聞かれるようになったので
一度文章に残しておきます。
地方移住の準備を説明しようとすると7ステップになってしまいました。
なぜ順序だった説明は7ステップになるのでしょうか。
Step1:目的と希望を明確にする
まずは、なぜ移住したいのか、じっくり考えることから始めましょう。
あなたが移住をしたいと考えたからには移住しないと叶えられない希望があったということでしょう。誰に見せるわけではないので好き勝手に書いていきましょう。
私の場合のチェックリスト(一部):
海も山も生活圏にある環境で暮らしたい
徒歩と自転車で快適に生活できる(スーパーや飲食店、病院等がある)
通勤時間を減らしたい(無くしたい)
良い感じの本屋が複数欲しい
ゴルフ場、練習場が近くて安い
雨や雪が少ない
家賃抑えて仕事部屋と趣味部屋を分けたい
都市部に公共交通機関で簡単に行ける
参加したいコミュニティが複数欲しい
狭い人間関係ではない
チェックリストを作ったうえで外せないものから優先順位をつけることで、どの地域が自分に合っているのか、より明確になってきます。
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Step2:移住先の選定と情報収集
ここでのポイントは、憧れやイメージだけで決めないこと。
地方に漠然と素晴らしいところだけ見ていると痛い目を見るので調べられる事実情報を集めておきましょう。
RESAS(地域経済分析システム)は、内閣府が提供するツールで、産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約・可視化してくれます。データをしっかりみたい方は一度見てみてください。
確認すべき項目(高松市を例に):
気候(特に冬の気象条件)
交通アクセス
市内:バス、電車{ことでん}
東京:バス、飛行機(香川空港から1時間)
大阪、神戸:バス、JR、フェリー
医療施設の充実度
総合病院や夜間救急診療所が設置、救急医療体制も整っている
買い物の利便性
徒歩圏に複数スーパーあり
東京よりも半額戦争の時間が早い
子育て環境
中学生3年生までの医療費が無料
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私の場合、移住前にその地域のローカルニュースもチェックしていました。地域の課題や文化がよく分かりますよ。
移住に向けたポータルサイトがある場合は必見
Step3:現地訪問とお試し移住
百聞は一見に如かず。必ず現地を訪れましょう。
お試し移住のポイント:
平日を含む3日間以上の滞在
観光とは違う平日、日常を知るため。道や店の込み具合から騒音とか普段の生活で気になるところはとことんチェックしたいですね
可能なら違う季節に2回
夏と冬に行っておけば安心ですね
地元のスーパーで買い物
実際の通勤経路(決まっていれば)を試す
スーパーはとりあえず鶏肉、卵、納豆の価格を見とくと大体の価格帯が分かる。そして海鮮コーナーは地域色が出るので面白い。北陸はどこも良かったな。知らん魚の刺身が安かったり。
— 彦八@地方でAIスモビジ (@ehSalesperson) October 22, 2024
高松以外にも富山、浜松、松本、神戸に行ってみたけどどこも良かったです。10年後なら神戸に住みたいかも。元町あたりに。
Step4:住居の確保
理想の物件探しは、意外と時間がかかるもの。焦らず慎重に。
チェックポイント:
賃貸vs購入
よくある対立ではなくて、賃貸のバリエーションが都心に比べるとどうしても少ないので特殊な条件の家に住みたい場合は購入を検討する必要があるでしょう。
ちなみに高松の場合は防音部屋やメゾネット条件はなかったですね。
災害リスク
市が防災、ハザードマップを公開しているので確認しておきましょう。
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/smph/kurashi/kurashi/shobo/bosai_map/takamatsu_map/index.html
近隣施設へのアクセス
これはグーグルマップ等で確かめると良いでしょう。
家賃や管理費の相場
「○○市 家賃 相場」で調べるとSUUMOやホームズといったサイトが出てきて下図のように条件を入れると相場がでてくるので参考にしましょう。
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フリーランスの身分だとかなり賃貸を借りにくかった。個人保証の場合はそこそこの現金貯金と悪くない複数年の決算書(確定申告)が必要となります。起業家の場合も提出するものは変わるが同様の基準でみられるとのこと。なので保証人たてて借りるのが丸い。
Step5:仕事・収入の確保
ここが一番ネックになる部分だと思います。STEP1でリストアップした目的と希望を叶えるとなるとかなり選択肢は絞られてくるでしょう。
検討すべき選択肢:
現職のテレワーク化
コロナ化はフルリモート求人もかなりありましたが、最近は出社に回帰している企業も増えているので可能性は低いが、一番スムーズに移住することができそう。
移住先での転職
とにかく求人数が少ない。条件に合致する求人は半年で2社しか見つからなかった。
求人を幅広い情報媒体で拾える()内は今回使ったもの
転職サイト(AMBI、リクナビ)
勤務地と希望業種で絞るとほとんど求人無し。通知設定だけしてほとんど活用していない。
転職エージェント(JAC、リクルートエージェント)
エージェント経由で今回就職が決まった。四国の案件自体が少ないらしく、九州や中国地方の案件はそこそこ紹介してもらうことができた。
ビジネスSNS(Linkedin、Wantedly)
各地に人とコミュニケーションを取るにはかなり良かった。現地のビジネス情報の理解に役立った。
地方特化求人サイト(サンカク、スキルシフト)
就職には使わなかったが、複数社業務契約を結んで仕事ができたのでフリーランスとしてはかなりありかも。現地に足を運んで一緒に仕事ができるのは良い経験となりました。
県が運営する求人サイト
香川県だとここが良い(ワクサポかがわ)
起業・フリーランス
フリーランスは住居を確保することができれば一番スムーズである。
移住ととも起業する場合は補助金を獲得することもできる。
参考補助金:起業等スタートアップ支援補助金(地域課題解決型)
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ここらへん質問がありましたらコメントください。
収入の確保はそれだけで一つの記事にしないとまとまらない気がしている。
Step6:具体的な資金計画を立てる
予想以上にかかる費用もあります。余裕を持った計画を。
必要な費用の例:
引越し費用(20万円〜)
住居の初期費用
車の購入費用(必要な地域であれば)
私はとりあえず自転車買いましたが運動にもなって良い感じ。真冬を味わうと車を買いたくなるかも。
家具・家電の購入費
最低半年分の生活費
地方ならではの費用:
除雪機(寒冷地)
灯油代(冬場)
車の維持費
車及び地方ならではの費用も払わなくても大丈夫な地域を選ぶというのも全然いけそうです。
Step7:最終準備と引越し
引越しは十分な時間をもってチェックリストを準備して、粛々と進めていきましょう。
後、個人的にしておくとおすすめなのは会いたい人に会えるだけ会っておくこと。「遠くに引っ越すんです!」と言えば意外会ってくれたりします。
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全文のリンクは以下から
https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/pdf/useful/checklist/checklist.pdf
あなたも地方移住の一歩を踏み出しませんか?
地方移住は、確かに大きな決断です。でも、このステップを一つずつ着実に進めていけば、必ず道は開けます。
まずは、移住の目的を書き出してみませんか?それが、あなたの新しい人生の第一歩になるはずです。
地方での暮らしは、毎日が新しい発見の連続。そして、そんな暮らしの中で、本当の豊かさとは何かを考えさせられます。
あなたの地方移住への第一歩を、心から応援しています。