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お金について知りたいあれこれに答えます。

U25世代のみなさん!

お金とどう付き合ってますか?

お金に関する知識って、
・分野がいろいろありすぎる
・一斉に習うわけではないのに絶対必要である
・日々変化していく

ものであるのが難しいところ。

この記事では、U25世代から募った「お金に関する疑問」をもとに、今日から使えるお金の知識をまとめていきます! 
超初級のお金知識についてまとめたこちらの記事もチェックしてください!


1.節約生活のコツ

まずはお金の出入りを把握することから!
節約生活の第一歩は、お金の出入りを把握することから。
お金の出入りを把握するためには、記録が必要です!
詳しくは、最低限のお金管理〜超初級編〜の1−9.家計を記録する を参考に!

いますぐ使える節約tips
ここからは、節約に役立つ技を紹介していきます。

 ・「なんとなく固定費」の見直し
月々持っていかれる固定費。なんとなく契約して、そのままになっていませんか? 本当はもっと安くても困らないのならば、今すぐ見直しましょう! 

💰もっと安くできる固定費・代表例
 家賃:支出の大部分を占める。毎月の賃料を1万円下げるだけで年間12万円の節約になります。アクセスや築年数で額が変わるので、契約更新のタイミングなどで本当に今の家賃が適正かどうか見直しを行いましょう。
 通信費:データ通信量が安くなる格安SIMに変更すると年間数万円の節約になります。大手キャリアは月々の料金にスマホ本体代の割引が含まれている場合があるため、乗り換えを検討する際は本体代を払い終えているかを確認を。
 保険料金:毎年保険の内容が変わる。むやみに入るのではなく、きちんと必要な内容であるか毎年見直しをしてみてください。

 ・自炊中心で会食はランチで食費削減!
 自炊すれば食費は1日1000円もかかりません。料理したことのない人でも、簡単に作れるレシピがたくさんあります。作り置きおかずを活用すると平日忙しくても大丈夫!

🍲作り置きおかず・おすすめサイト
 白ごはん.com:和食のおかずレシピがまとまっているサイト。料理の基本から学べて、美味しく毎日食べても飽きのこない作り置きおかずレシピが多数。日持ちするものは、冷蔵or冷凍で何日くらいもつか書いてあります。サイトはこちら
 週末の作り置きレシピ:美味しい作り置きレシピはもちろん、一週間の食事例や食材の在庫管理方法、長持ちさせるポイントなども書いてあります。サイトはこちら

自炊あるある、食材を買いすぎて余らせてしまうこと…。あらゆる意味でもったいないので必要最低限の買い物をしましょう。お腹が空いているときに買い物にいくと無駄に買ってしまいがち。空腹時の買い物はできるだけ避けましょう。食材管理は週末の作り置きレシピの食材の在庫管理方法を参考に。

逆に、人と会う時はランチを中心にしてみましょう。ランチでは都会でも1000円以内、贅沢しても1万円以内で収まる場合がほとんど。ディナーとの金額の差は歴然です。さらに、夜の会合はお酒が入ったり、時間もずるずる伸びてしまいがち。人に会う用事がある時は基本的にランチタイムに設定すると、時間もお金も使いすぎなくてすみますよ!

 ・ファッションはフリマアプリを活用
流行り廃りが激しいファッション。買ってみたものの、結局数回しか着ずにタンスの肥やしになっているその服! フリマアプリで売ってみましょう。フリマアプリで服を売るコツも参考に。

 ・カットモデルアプリなどを活用
美容室に行く頻度が高い人は、カットモデルと美容師をつないでくれるアプリなども活用してみてください。無料〜2000円程度で施術を受けられるかも。

 minimo:美容院、美容室、ヘアサロン、ネイルサロン、マツエクサロンなどを予約できるアプリ。カットモデルやカラーモデルの募集を見て予約すれば、かなり安く施術が受けられます。口コミもついており安心。
    requpo:前もって予算やメニューなどアプリ上で自分の希望をリクエストすることで、それを満たしてくれる美容師さんから連絡が来るというスタイルのアプリ。

 ・税金対策をしてみる
税金対策していますか? もしかしたら、受けられる控除があるかもしれません。詳しくは、最低限のお金管理〜超初級編〜の1−4.払わなければいけない税金とは? を参考に。

 ・日用品のまとめ買い
日用品は、当たり前ですがAmazonなどでまとめ買いすると単価が安いです。必ず買い続けるものはストックしておきましょう。

 ・ジェネリック医薬品を使う
日常的に薬を飲む人は、薬代がバカになりません。後発のジェネリック医薬品の方が同じ効果で安い価格設定になっていることが多いです。常飲している薬がある人は、処方されるときにジェネリック医薬品があるか医師や薬剤師に聞いてみましょう!

2.老後資金の確保、どうしたらいい?

続いては、老後資金の確保について。「老後生活が20〜30年続くとすると、公的年金以外の資金として、およそ2000万円が不足する」と金融庁の報告書に記載されていた、いわゆる「老後資金2000万円問題」というのも取り沙汰されていました。公的年金に加えて、どう資産形成をしていけばいいのか? 一緒に見ていきましょう!
公的年金、厚生年金の基本的な仕組みについては、最低限のお金管理〜超初級編〜の1−3.社会保険料とは何か?を参考に!

・年金に加えて、資産形成をしておく
公的年金と厚生年金に加えて、老後のために資産形成しておく手段はいろいろあります。

💰投資信託の積立
毎月自動で一定額の投資信託を購入しながら、お金を積み立てていくことです。投資信託とは、投資のプロに投資を委託し、運用してもらう投資手法のこと。少額でリスクの低い分散投資を行えるため、投資初心者におすすめ。さらに、つみたてNISAという仕組みを活用すると、投資したお金の売却益などにかかる税金が20.315%から0%になります!ただ、元本保証はないので注意を。
💵外貨の積立
外貨積立とは、時間をかけて外国の通貨で預金を積み立てていくことです。日本円の預金金利よりも高い金利で運用できる点がメリット。デメリットは、為替の変動により損失が出るリスクがあること、日本円と外貨の両替で手数料がかかること。

初心者でも手軽に始められる資産形成として上記の二つを紹介しました。資産形成について詳しくは5.資産運用とは何か?で説明しています!

3.ふるさと納税って結局何がお得なの?

ふるさと納税をすると所得税・住民税の控除がある!

ふるさと納税制度とは、居住している自治体以外の場所を選んで、そこに納税できる仕組みのこと。

この納税は「寄付」という扱いになります。ここで支払った金額は、全額が寄付金控除の対象となります。

ふるさと納税について、2000円を超えた部分は、全額が還付されるか、翌年の住民税から控除されるのです。

ただし控除を受けるためには、確定申告、あるいはふるさと納税をするときに寄附金控除を受けるための手続きが必要となるのでご注意を!また、支払う税金の額によって還付を受けられる上限があります。総務省のふるさと納税制度ポータルサイトでチェックを。


4.資産運用とは何か?

資産運用とは
 ずばり、自分の手持ちのお金を使って、資金を増やしていくことです。

 💴資産運用の種類
 貯蓄:ためることを重視、元本保証など確実性を重視。成果は商品を選択するときに決まる。
  例:普通預金・定期預金・積立定期預金など
 投資:増やすことを重視。価値が変動する株式や債券などの商品で運用する。長期投資と分散投資が基本。運用成果は予測できない。
  例:株式、債券、投資信託など

 投資におけるリスクとは、資産運用を行うことで得られる成果(リターン)に振れ幅があるという意味です。
 投資におけるリスクとリターンは下の画像のように、密接に関係しています。

画像1

投資の時間より

💸投資のリスクを抑える方法
長期投資:値動きの振れ幅が小さくなり、安定的な収益が期待できる。
分散投資:値動きの違う資産に分散して投資をすると、平均的な全体の値動きが小さくなる。
積立投資:複数回に分けて購入することで、平均購入単価を抑えることができる。

 ・ロボアドバイザー
 資産運用において、最近急激な市場の成長を見せているのがロボアドバイザー。
 一般的なロボアドバイザーは、オンラインアンケートで顧客から集めたデータを活用し、自動化された資産運用サービスを提供します。ざっくりと言えば、資産運用の一連の工程をAIにお任せできるというもの。 

 🤖ロボアドバイザーの特徴
 ・人間の関与をほぼ必要としない
 ・口座開設時の残高や手数料が低額で済む
 ・手数料は割高
 ・NISA口座は運用できない(運用益に税金がかかる)
 💡ロボアドバイザーの種類
 ・アドバイス型:運用は自分自身で行う。投資初心者にはハードル高め
 ・投資一任型:AIが投資対象の選定から運用まで行う。
 🇯🇵日本での主要サービス
 WealthNavi:6つの質問に答えるだけで運用プランを提示してくれる。最低投資額は10万円から。
    THEO(お金のデザイン社):最低投資額は1万円から。少額から運用できる。

5.年金、税金などの制度について〜今後どうなっていくのか?〜

 年金や税金の制度が変わると、私たちの長期的なお金のプランが大きく影響を受けますよね。2020年から、「働き方改革」やフリーランスの増加などに伴い、税金と年金の制度に変化が。詳しく見ていきましょう。

2020年から税金はどう変わる?
主に、所得控除について変更がありました。所得控除とは、所得税の額を計算するときに一定の条件を満たすと、元となる金額から一定額を差し引くことができる仕組みのこと。ざっくり言えば控除額が大きくなると、所得税の額が小さくなります。

・基礎控除額が引き上げられた
基礎控除とは、誰でも一律で受けられる控除のこと。38万円から48万円になりました。ただし、高所得者(年収2400万円以上)については、段階的に基礎控除が引き下げられることになりました。(年収2500万円以上だと基礎控除はゼロ)
・給与所得控除が引き下げられた
給与所得控除とは、給与所得者の給与から一定額を控除する仕組みのこと。詳しい金額は割愛しますが、結果として、年収850万円超は所得税が増税となっています。詳しい金額などはこちらを参考に。

 個人事業主にとっては給与所得控除が関係なく、基礎控除額が引き上げられたためメリットのある改正となりました。 


2020年から年金はどう変わる?
2020年に閣議決定された年金改革法案。2022年4月から、年金制度が変わります。U25世代にとって関係しうるポイントは以下の二つ。

・年金の開始年齢を75歳までのばす
年金が75歳までもらえないということではないです! 現在の年金は、65歳を基準として60歳から70歳までの間ならいつでも受け取りを開始することができます。(65歳より早ければ早いほど減額となり、遅ければ遅いほど増額となる)2022年からは繰り下げて受給できる年齢が75歳まで伸びるということです。
・厚生年金のハードルが下がる
原則会社員が入ることができ、会社と従業員が半分ずつ支払う仕組みの厚生年金の対象者が段階的に拡大されます。
現在は、パートタイムや短時間で働く人を含め従業員が501人以上いる会社に厚生年金の加入が義務付けられています。厚生年金の対象が、2022年には従業員が101人以上の会社に、2024年には51人以上の会社に拡大となります! パートタイマーや短時間勤務の人から見るととても嬉しい改正です。


6.おわりに

U25世代から質問が多かったお金の事項についてまとめました! 自分で情報収集をしようと思っても、手探りよりもある程度のガイドラインがあった方がやりやすいもの。お金のことは尚更です。この記事と、最低限のお金管理〜超初級編を基本の書として、皆さんがハッピーなお金ライフを送れますように🤲

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