雨の日に思うこと
先日の珍しい春の嵐で、我が家の犬もお散歩に行きたくないと言っていました。
どうやらとっても怖かった様子。
雨で連想されるのは、憂鬱、濡れる、鬱陶しい・・などマイナスな言葉を多く聞くことがあるようですが、実は意外に嫌いではないのです。
熱くなったコンクリートに叩きつけられる夕立、葉を打つ滴の音、雨の前の匂い、濡れた石畳。
ヨーロッパの雨は、どちらかというと好き。
これはロンドン。
ロンドンといえば雨、というくらいイメージに組み込まれていて、ロンドンっ子の鞄には必ず傘が入っていると言われるくらい。かくいう私はかれこれ何年も傘を持っていた記憶がないのだけど。笑
それからこちらはスロヴァキアの首都ブラチスラヴァ。
石畳の反射がとても綺麗でした。
旅行先で景色を見にきたのに雨だったら、それは悲しくなるしとてもがっかりだと思う。けど雨なら雨なりの楽しみ方がある。
『いいこと探し』をテーマに見方を変えると、がっかりがキラキラに変わるかもしれない。
例えばこんなふうに。
滴のエーデルワイス。
こちらはスイスのツェルマット 。
この日は貴重な休日で、友人と山歩きに行こうと出かけた日でした。天気予報で事前に知ってはいたものの、景色は真っ白、景色は一つも見えない状況。見慣れていても、やはり見えないと寂しい。ただ友人も私も切替が早いので、早々に『滴ハント』にシフトチェンジ、植物についた滴を探す休日に。
そんな中で撮れた濡れるエーデルワイス。ちなみにiPhoneで撮影。
こちらは魔女の爪(タマシャジン)
終わりかけだったけど誰もいなかったので荒らされず、繊細な滴達も健在でした。
この後も歩き続け、行きたかった山小屋レストランでケーキを食べ、別のレストランで絶品のランチを食べ、大変満足して帰宅。
見方を変えると豊かになるよ、というお話でした。
おしまい。