小さな本屋ならではのコミュニティをはじめます!
当店はショッピングセンターの中にある小さな無人書店として、今年で5年目を迎えました。
皆さまおなじみの大型店舗に囲まれて、なんだか一丁前です。
大型商業施設に胡坐をかいていたSELFBOOKS
これほどの立地の良さなんだから、多くの人が来店してくれるだろうと完全に商売を舐めていました。
書籍をただ置いてあるだけでそれなりに売れるなんて、そんな虫のいい話はあるはずがないのです。
あらためて考えてみれば……
無人&キャッシュレスの特徴だけでは、人が寄りつかなくなるのは自明であり、ましてやショッピングを楽しまれているご家族に、スマホで個人情報を登録しなければ入店できない本屋など見向きされるはずがありません。
……ということは、今までの販売戦略(はぁ?)からの方向転換が求められるのは必然です。
そこで検討を重ねた結果……
個人情報を明かしてでも足を運びたい特別な場にすればよい、と相成りました。
3時間無料の駐車場(756台分)を完備しながら、誰もが自由に入れない小型書店のSELFBOOKSは、非常に特徴的な本屋なのですから。
ターゲットを限定しまくった会員制書店としての活路
そんなこんなで(今になってやっと)店のコンセプトを考え始めました。
そもそもビッグチェーンの品揃えに適うわけないですから、SELFBOOKSを書店と思って本を売ろうとしてはいけません。
SELFBOOKSの中の人ですら本を買うときは、自店の存在を忘れますし。
買い物ついでの来店をアテにするのではなく、本が好きな人たちが目的を持って集まっていただける店にしていこうとなりました。
しかし、本が好きな人とは、そのくくりが大雑把です。
絵本好きとビジネス書好きがワイワイする情景はイメージしにくいので。
そこでターゲットを限定することにしました。
それも「そんなヤツはおらんやろぅ」と、大木こだま師匠のツッコミが入るくらいのレベルで絞ります。
集まる人たちを限れば限るほど、そこには濃くて深い話が交わされることになり、いわゆるコミュニティが生まれるといえます。
それもリアルな本屋ならではの濃厚なコミュニティがいくつか構築できれば、(あわよくば)想像以上のシナジーが生み出されると、大いに期待する皮算用です。
コミュニティマネージャが決まりました!
そんな瀕死のSELFBOOKSを救うために、ある人物が立ち上がりました。
見上げたものです……拍手!
SELFBOOKSのコミュニティを企画から運営してくれる、結(ゆい)ちゃんです。
春休み中の結ちゃんは、コミュニティの開始に向けていろいろと案を練っている最中です。
そんな彼女がSELFBOOKSに関わることになった経緯は、以下のnoteにご自身でまとめられていますので、ぜひご覧ください。 ↓
こうしてショッピングセンターにある小さな本屋がコミュニティを始めることになりました。
どのようなテーマや内容にするかは、次回の記事で発表します。
それでは、ぜひご贔屓に!