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アニメ感想録 第2回 彼氏彼女の事情

皆さんこんにちわ。
頭に何を書けばいいのかわからず、悩んでいるselfirmです。
多分日常であったことを書けばよいのだと思うのですが、最近あったことといえば、電動歯ブラシを買ったこととか友達とパチンコに行って2万円負けたこと位なんですよね…。
さて、今回感想を書くアニメは『彼氏彼女の事情』です。


あらすじ

『彼氏彼女の事情』はLaLaという雑誌に掲載された少女漫画を原作とするアニメです。
主人公は宮沢雪野という高校一年生の女の子です。
彼女は外面は容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群の完璧優等生ですが、その実は超絶見栄っ張り人間で1位を取るために様々なことに努力をしていました。
そんな超絶見栄っ張り人間の宮沢ですが高校に入って初めてのテストで2位という順位をとってしまいます。そのテストの1位を取ったのは宮沢と同じ容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群の男子高校生、有馬総一郎でした。
今まで1番のみをとってきた宮沢雪野の初めての敗北は、当然有馬総一郎に対抗心を燃やします。
しかし、有馬総一郎は宮沢雪野を予想を超える完璧人間であり、なかなか勝てません。
しかし、ひょんなことから有馬と委員会の仕事をしている中で、有馬と宮沢お互いの本性が明らかになります。彼もまた優等生の仮面を被っていたのです。
有馬に本性を暴かれ、その本性を明らかにすると脅迫された宮沢は有馬にこき使われるのですが、そんな中で有馬と本性を出した時間を過ごすことで仲間意識を持ち始めます。その後お互いの行き違いにより、本音をぶつけ合ったことで、友人関係になります。
その後紆余曲折あり、最終的には恋人関係になるのですが、そこはアニメを見ていただければと思います。

評価(これ以降ネタバレあり)

※評価軸については、一番最後の評価軸の箇所を参照して下さい。

①ストーリー・世界観 15

今回は世界観としての評価はちょっと難しいので、ストーリーとしての評価をします。
ストーリーとしてはよくある恋愛ものに見えるかもしれませんが、結構珍しいのが結ばれた後の物語がメインということです。
6話くらいで結ばれて、それ以降は付き合った後といった感じでした。
個人的には夏休み前くらいまでが非常に面白かった一方で、夏休みに入った後はメインキャラクター以外にスポットライトが当たったのですが、それが少し微妙だったと思います。多分、文化祭の劇までいければ、また評価は変わると思うのですが、ここの項目は15点とします。

②キャラクター 15

続いてキャラクターの評価に移ります。
キャラクターについては非常によく描かれています。
少女漫画原作ということもあって、キャラクターの心情描写に時間を割いています。
特に話の中心にもなる有馬総一郎の心の奥底についてはしっかりと描こうとしているのが感じられました。主人公の宮沢が幸せな家庭で生きてきたからこそ、有馬の人生を対照的に描けており、そのあたりのメリハリもよかったと思います。
それだけではなく、主人公やキャラクターの動きもストーリーに引っ張られず、違和感を持つことなく視聴することが出来たのがよかったです。
ただ、キャラクター自体に魅力をそこまで感じなかったとも思います。このキャラクターだけはどの場面でも見ていて大丈夫といったような感覚を持つことがありませんでした。
という訳で、ここの項目は15点にします。

③構成・演出 12点

構成・演出についてです。
こちらの作品は『新世紀エヴァンゲリオン』の監督として有名な庵野秀明が監督をしています(途中までですが)。
その影響もあって、演出は他のアニメと違って独特なものとなっています。
結構漫画チックなコマがあったり、手書きのままの絵が出てきたり、見ていて飽きないような作りになっている印象でした。後は、キャラクターに動きが結構あるのもよかったです。
話のテンポはすごいよかったです。誰かが話していないときはほぼ常に主人公や他のキャラクターの独白が入っていました。
一方話の構成ですが、最後が尻切れトンボな感じで終わってしまったのは残念でした。
せめて、文化祭の劇をやるとか、十波と椿の恋愛について描き切るとか、有馬の心の闇について一区切りをつけるとかはできていればと思いました。
スピンオフとか総集編とかもあったので、話数は余っていたと思うので。
こちらの項目は12点とします。

④音楽 10

音楽についてです。
OPは『天使のゆびきり』という明るめの曲です。これといった特色はありませんが、アニメの視聴時の注意の流れでシームレスに流れるのはちょっと良かったです。
EDは井上陽水の『夢の中へ』です。
こちらは有馬と宮沢の声優さんが歌っています。あんまり話とは関係ありませんが、曲は非常に良いです。井上陽水はすごいですね。
この項目は10点です。

⑤デザイン 10

最後にデザインの項目です。
特に可もなく不可もなくということで10点とします。
ちなみに補足をしておくと、主人公の宮沢のデザインは好きでしたが、それ以外はそんなにでした。強いて言えば、芝姫はいいかも位です。

得点&総評

まとめです。
得点は62点になりました。
最初にこのアニメを気になったのは、ボーイ・ミーツ・ガールものを探していたからなのですが、ボーイ・ミーツ・ガールっぽくはなかったかなと思います。
また、庵野秀明監督の作品ということもあり、演出はよくできていたと思いますが、キャラクターや構成についてはもう少し面白くできたんじゃないかと思います。
気になっている人がいれば、3話まで見てみると作品が掴めると思います。
ただ、積極的に勧めるほどでもないので、時間があればといった感じでしょうか。
それでは、ここで感想録を終わりにします。
次回は今期のアニメになるか、それとも今までみたいな昔のアニメになるかは分かりませんが、また今度!

評価軸の説明(補足)

上のアニメの評価軸については以下の通りです。
全体で100点満点になりますが、特に理由がなければ5点刻みの採点にすると思います。

①ストーリー (25点満点)

一つ目はストーリーです。具体的には世界観や話の流れのことを指していると思っていただけるとよいです。
世界観がしっかりしていたり、伏線回収に無理がなかったりしているのがよいです。ここをしっかりとしているだけでアニメの流れに無理がなくなったり、キャラクターの行動に違和感がなくなったりするような気がします。
このストーリー性が高いと思っているのは、例えば「ガンダムX」とかです。(パッと思いついただけなので、ほかにもっといい作品があるはず…)

②キャラクター (25点満点)

二つ目はキャラクターです。これはすごい簡単に言えばキャラクターをどれくらい魅力的に感じたかということです。
ここでは、勿論キャラクターが好きというのもポイントの一つですが、どちらかというとキャラクターが矛盾なく動くか、ストーリー進行の犠牲になった動きを取らないかということを重視しています。したがって、キャラクターの思考がわかるようになっているとすごくいいです。
また、少し勘違いをされる場合もあるかもしれませんが、キャラクターの深堀が必要かとかはあまり考えていません(最近のアニメは敵にも味方にもキャラクターの深掘りをする傾向にありますが、正直キャラクターに自信がないように感じてしまいます。)
後まれに非常に嫌いまたはイライラするキャラクターがいると点数が低くなります(多分そのキャラクターを好きな人もいるので、非常に不快になると思います。もしそういうことに対面したら、「こいつ浅いなあ」とか無視するとか、逆に筆者の知らない魅力を教えてくれたらと思います。)
この項目が高くなりそうなのは「四畳半神話体系」とか「刀語」とかになるとおもいます。

③構成・演出 (20点満点)

この項目の名前はどうすればよいかは若干悩んだのですが、要は話のテンポ感とか演出の盛り上げ、メリハリと思ってください。盛り上げるところでしっかりと盛り上げたり、感動的なシーンをうまく使ったり、会話のテンポを上手く回したりする感じです。
ここら辺は昔のシャフトがすごい上手かったイメージですね。「絶望先生」とか「化物語」「偽物語」とか。
ここが上手くできないと、過剰な盛り上げで変な共感性羞恥とか、テンポの悪さによるダレとかを感じることになります(私は)。

④音楽 (15点満点)

三つ目は音楽です。この項目は単純にOPとかEDとか、挿入歌とかBGMとかが良ければ高くなります。パッと思い浮かぶのは「ガンダム ユニコーン」の「RE:I am」とか、「Black Lagoon」の「Red Fraction」ですかね。
採点基準としては、普通の曲に5点を付けます。あまり曲についてはうるさくないと思うので、10点だったらちょっといいかな、15点だったらYoutubeでも何度か再生するくらいの感覚で点数をつけてるつもりです。

⑤デザイン (15点満点)

ここも③音楽と一緒でよければ、良いだけいい感じですね。自分としてはデザインでこれはすごくいいとかはないのですが、その逆はある感じです。
攻殻機動隊とかは主人公のデザインが少し苦手でした。
好みのデザインはあまり思い浮かばないです。
(この項目いるか…?)
ここの項目については、苦手なものを5点、普通を10点、好みなものを15点とします。

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