貯金ってなんのためにするんだろう
「老後の生活には最低2000万円が必要」という話題が広まってからもうだいぶたちますが、実際に生きていくために必要な固定の資金っていくら必要なのでしょう?
人生、先のことはわかりません。交通事故に遭うかもしれませんし、がんになるかもしれません。人生は不安の先延ばしの連続です。
人生は不安の先延ばし・・・・そうだとすれば、先延ばしできない不安のために貯金はあるのではないでしょうか?
具体的には「その状況から別の場所に身を移さねば、回復不可能なほどに自分が痛手をこうむってしまうとき」に、貯金を使うことになります。
思想家の吉本隆明さんは、「自分が人間としてダメになってしまうような職場は、やめた方がいい」と述べています。
また、ジャーナリストの立場隆さんは、嫌な職場をすぐ辞められるよう、1年分の生活費くらいの貯金はしていた方が良いと言い、ご自身もそうしていたそうです。逆に言えば、貯金はその程度で大丈夫、さらに逆に言えば、そのくらいはあった方が良いということでしょう。
人生は長いです。逃げよ逃げろす、どこまでも。納得いくまで漂えばいいのです。どこかに行き着きますから。
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