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ロシア国民がゲームを購入できない メーカーが海賊版を推奨する事態に
今でも続くウクライナとロシアの戦い。このことがゲーム業界に与えている影響がまたニュースになっていたので、お伝えしたいと思います。
以前ここで記事にした内容は、ロシア侵攻によりウクライナのゲーム開発スタジオが開発を中止して、ゲームの発売自体も予定より遅くなる可能性もある、というものでした。
(以下は、そのときの記事)
今回の記事は、ロシアへの経済制裁によりロシア国民がゲームを購入することが困難になっている、というものです。
そのゲームとは……「Loop Hero」。昨年の2月頃にリリースされ、その面白さが口コミなどにより一気に広まったインディーゲームです。ニンテンドーSwitchでも配信されております。
このゲーム、僕も昨年のちょうど今頃めちゃくちゃ遊びました。
Steamのセール時期にも紹介したため、ここではゲームの内容紹介は省かせていただきますが、ついつい止め時を失って遊んでしまい、気が付いたら1時間2時間と経っていた、という時間を溶かすゲームです。
このゲームの開発元はロシアなのですが、メインで配信しているSteamなどのオンラインストアからロシア国民が購入しようとしてもできないらしいのです。先にも言ったように経済措置の影響なんですよね。
購入して遊びたいと考えている人がいるのに、その人たちのためにゲームを提供することができない。そういったことから、こちらの開発元はコピーソフトなどの海賊版やファイル共有ソフト等でのゲームデータの共有を、やむなく推奨しているそうです。
こんなことは普通だったらまずあり得ないことです。
通常であれば海賊版やコピーソフトを取り締まる方向に動くのがメーカーです。それがこういったことを推奨するということは、それほどどうしようもない状況なのだということなのでしょう。
何とかして、遊びたい人たちへゲームを届けたいというメーカーの気持ちの表れかと思います。
今まさに住む場所を奪われているウクライナの人たちの苦しみに比べたらそんな程度のこと、と思われるかもしれません。
しかし、本来なら普通にできていたはずの生活ができなくなっているという意味では、ロシア国民も同様かと思われます。
未だ終わる目途の立たないこの戦い。
今後もいろんな方面へ影響が出てきそうです。