大人でも楽しめる“戦争しないガンダム” ガンダムビルドファイターズ
最近、ガンプラ(ガンダムのプラスチックモデルの略称)が最近買えないということが多くあり、ガンプラファンの間では由々しき問題のようです。
こう聞くと、
「ああ、最近よく聞く転売ヤーの関係かな?」
と思われるかもしれませんが、どうもそういうことではないそうで。
そもそもお店に商品が並ばないんだそうです。入荷ができず、地方の模型屋さんはもとより、大手のホビー売り場でもガンプラコーナーがガラガラなのだとか。
コロナも影響しているかもしれませんが、どういうことなのでしょうね。
そのあたりの原因究明に動いている方々もいるようなので、ご興味のある方はYoutubeなど調べてみるのも良いかも。
さて、今回はそんなガンプラから思い出したアニメ、「ガンダムビルドファイターズ」の紹介です。
「相変わらずお前は古いアニメしか紹介せんな(笑)」
と言われるかもしれませんが、僕はほとんどのアニメをリアルタイムで見ていないのでどうしてもこんな感じになっちゃうんですよね。
ただ、今見ても色褪せない、充分面白いと思えるものを紹介しているつもりなので、未見の方はぜひ見ていただければと思います。
【ビルドファイターズ】ストーリー概要
ガンプラを使った対戦競技『ガンプラバトル』というものが流行している時代、ガンプラ作りは大好きだけど競技では良い結果が出せないセイという少年が主人公です。
ある日、町で会った不思議な少年レイジがトラブルに巻き込まれていたのを助けたことにより交流がはじまるのですが、その少年レイジがガンプラの操作には稀有な才能を見せます。
そして、セイがビルダー(ガンプラを作る人)、レイジをファイター(ガンプラを操作する人)として二人一組でガンプラバトルに挑んでいくうち、悔しい思いをするだけだったガンプラバトルも楽しくなり、世界の強豪たちとも交流が生まれ…というストーリーです。
大人もしっかり楽しめる作品だった
僕は最初、この作品の存在は知っていてもあまり見る気がしませんでした。
チラッと見たキャラクターのデザインから、子供向け(幼稚園から中学生くらいまで)のアニメのように思えたことが一つ。
もう一つは“ガンプラを好き勝手に改造している”ように見えた為、オリジナルの機体が好きな自分からするとちょっといい感じがしなかったんですね。
見てみて、もう第一話だけで考えが変わりました。
「これは、面白い…!」
と。
プラモデルでの対戦とはいっても、戦闘シーンはしっかり“ガンダム”しているし、ガンプラバトルに関わる人は子供から大人まで出てきて、その人たちの心情もちゃんと描かれています。
プラモデルを丁寧に作り上げる場面や、対戦により壊れたものをきちんと直すシーンなどもあり、ガンダムでありながら戦争ものではなく、競技としてやっている一面もこの作品ならではで良いと思えます。
BGMの使われ方もよくて、盛り上がる場面では本当にわくわくしました。
ビルドファイターズ紹介:まとめ
いい歳になってしまった大人が、アニメを見ているときは少年少女に戻れる作品というのはいくつかあります。
このビルドファイターズもそんな作品の一つだと思います。
なお、この「ビルドファイターズシリーズ」には、続編の「ビルドファイターズトライ」や、世界観を変えた「ビルドダイバーズ」などもありますが、僕個人の推しとしてはやはり今回紹介した「ビルドファイターズ」ですね。
「ガンダムは見たことなかったけど、この作品は楽しめた」
という外国人の意見もあったこの作品、僕と同じように「子供向けっぽいよな」と避けていた方にもおすすめです。