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吉田直樹さんの「情熱大陸」を見た感想
今週日曜夜にあった放送から数えて約5日。リアルタイムで見れていなかった人もTVerなどを利用して見たのではないかと思われます。
何の話かというと、吉田直樹さんの出演された「情熱大陸」です。
以前に記事にした通り、僕はけっこう楽しみにしていたのでリアルタイムで見たのですが、この番組にはいろいろと思うところがありました。
今回はこちらの感想について話していこうと思います。あくまで個人の感想だということはご理解いただければと思います。
ちょっと内容が薄かった
まず全体を通して内容が薄く感じられました。
SNSなどを見ていても似たように感じた方がおられたようなのですが、30分という短い時間のためか何かあまり深堀できておらず、表面をなぞっているだけで終わってしまっている印象を受けました。
これはまぁ難しいところだと思うのですが、「吉田直樹+新作FF16」とか「吉田直樹+FF14」という風にある程度絞って構成した方が良かったのではないかと思います。
「FF16に関する海外のプロモーションや制作現場での様子」、「FF14でのスタッフとのやり取りの様子」、「吉田さんの“遊びづくり”の原点になるかもしれない、故郷での子供時代のこと」、これら全部入れ込もうとするとどれも「ひとつまみずつ」となってしまって、やっぱり時間足りないですよね。
撮影スタッフがどの程度密着していたのか分かりませんが、見終わった後で「ありゃ、こんだけか」と思うような内容だったと思います。
もっと見たかった制作現場での様子
「FF14」「FF16」ともに、吉田さんの「背景へのこだわり」という部分がフィーチャーされて放送されていました。
吉田さんと開発スタッフさんとのやり取りは聞いていてもよく分かるもので、とても興味深かったので「こういうとこもっと見たいなぁ」と思ったものです。
どちらのゲームも開発中の画面ということもあり、どうしても使える場面が少なかったのかもしれませんが、会議中の様子だとか仕事以外でスタッフさんと話しているようなところもあれば、そういうのも見てみたかったですね。
なんか日本ユーザーが悪く描かれてない?
「FF16」発売前のSNSでのコメントを吉田さんがチェックしている場面が出ていたのですが、そこで、
「多くの誹謗中傷は日本からのものだった」
というナレーションが流れていました。
「FF16」のプロモーションを海外で行い、海外ユーザーから吉田さんが歓迎されている様子などが流れていたのと非常に対比的です。
ただこれ……海外のユーザーからであっても「FF16」に対しては色んな意見が出ていましたし、「FF14」が高く評価されていることもあって日本にも吉田さんのファンは多くいますし、「FF16」を待望する声もたくさん挙がっていました。
「決して評価されているだけではないクリエイター吉田さんの苦悩」ということを描きたかったのかもしれませんが、なんかちょっと……釈然としないですね。
結果としての「FF16」の評価はともかく、クリエイターとしての吉田さんを“推す声”というのは日本のゲームプレイヤーも海外には負けていないと思うんですがね。
以上になります。
まぁちょっと難しいですよね、30分番組では。
1時間とか2時間のドキュメンタリー番組ならもう少し違ったのかもしれませんね。ただ今回のはあくまで「情熱大陸」という枠内での放送なので仕方ありません。
「何にも取り上げられないよりは良かった」という感じで今は捉えています。
一応この「情熱大陸・吉田直樹」はTVerで7月30日(日)までは配信されています。もし、「まだ見ていないけれど気になっている」という方はこちらで配信をご覧になってみてください。
今回はこのへんで。
それでは、また。