アナログゲームの祭典 4/23、24は「ゲームマーケット2022春」
ある程度“オタク文化”を知っている人であれば「コミケ」というのは聞いたことがあるでしょう。主には同人誌即売会であり、その他アニメ・ゲーム・マンガに関わるグッズを売ったりコスプレを楽しんだりするイベントです。
では「ゲームマーケット」、通称「ゲムマ」というのは聞いたことがあるでしょうか?
「コミケ」がコミック(同人誌)を売るイベントなら、「ゲムマ」はゲーム、その中でもボードゲームやカードゲームなどの“アナログゲーム”を売るイベントなのです。
そして、今年はその「ゲームマーケット2022春」が今週末(4月23日、
24日)に行われます。
ゲームマーケットは毎回開催日が安定せず、また近年は新型コロナのために開催できたりできなかったりということもあったのですが、今年はGW前にやるようですね。GW中に旅行などの予定を入れていたアナログゲームファンであれば、これは助かるスケジューリングかと思います。
今回はこの「ゲームマーケット(※以下、ゲムマと称す)」についての情報を、過去のゲムマでの経験なども交え記事にしていこうと思います。このイベントをよく知らないという人にも参考になれば幸いです。
ゲムマ2022春開催概要
開催概要については公式ページを見ていただくのが一番良いのですが、ここでも簡単に出しておきます。
開催日
2022年4月23日(土) 11:00~17:00
2022年4月24日(日) 11:00~17:00
会場
東京ビッグサイト 西展示棟1,2ホール
入場料
◎土曜入場料
早期入場 11:00~17:00 ¥3,000
通常入場 12:00~17:00 ¥1,500
◎日曜入場料
通常入場 11:00~17:00 ¥1,500
「入場料」がかかるということについて
「コミケ」でも今では入場料が必要になりましたが、実は「ゲムマ」ではもっと早い時代から入場料が必要でした。
正直ここに抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、「ゲムマ」は「コミケ」よりもさらにスポンサードされづらいイベントです。アナログゲーム界というのは規模としてはまだまだ小さなコミュニティなんですよね。そういったことから、やはり参加者のほうから少しでも出資して支援していかないと成り立たなくなってしまうのです。
また「ゲムマ」では、ゲームを買わなくても遊べるゲーム試遊コーナーという場所が多くの場所で用意されています。人気のあるゲームには行列ができたりすることもありますが、多くの方の目的は「ゲームを買うこと」。よって、どこのゲーム試遊コーナーも埋まっていて一つのゲームも遊べなかった、ということはまずあり得ません。
「入場料分は遊んで帰るぞ!」くらいの気概で行ってもいいくらいには遊べるのではないかと思います。
参加者は老若男女、気後れしなくて大丈夫
「こういうイベントって若い人ばっかりなんじゃ…」と、年齢を気にされる方もいるかもしれませんが、気にするようなことは全然ありません。
僕が以前に行ったときにも多くの年代の方を見かけました。頭の薄くなったオジサンは何人も見ましたし、小さなお子さん連れで参加しているお母さんお父さんもたくさんいらっしゃいました。
ゲーム試遊コーナーがあると書きましたが、そこでは年齢も性別もバラバラな方たちが一つの卓を囲んでゲームに興じているのです。
遊び方も丁寧に説明してくださるので心配いりません。
「人混みがちょっとつらいな」とか「広い会場を歩くのは体力的に厳しい」といった事情がある方は控えておいたほうが良いかもしれませんが、そのあたりがクリアになる方であればさして問題はないと思われます。
「ここでしか買えないものがある」やっぱりこれ
インターネットでいろんなものが場所に関係なく買えるようになった、とはいってもやっぱり「こういうイベントでしか買えないものがある」というのはここでも当てはまります。
「こんなものも商品として売っているの?」という発見もあり、そういったものを覚えておいて後でネットで注文するのも良いでしょう。
ボードゲームに限らず、TRPGをやるときに小物として使えそうなものなどもたくさんあり、見ていて飽きません。
「マーケット」のイベント名は伊達ではありませんよね。
アナログゲームはまだまだこれから
ビデオゲームなどのデジタルゲームに比べれば、歴史こそそこそこあるものの、アナログゲームはまだまだ広まっていません。日本では特にそういうところが顕著かと思います。
それでもじわじわとボードゲーム人口なども増えてきています。大手家電ショップなどでもボードゲームコーナーを設けて扱う商品が多くなっていたり、Youtubeで情報を発信している人も増えています。
ゲームマーケットを通じて、アナログゲームファンの輪もまた広がっていくと良いですね。
興味を持たれた方はぜひ行ってみてください。
今回はこのへんで。
それでは、また。
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