寝るのが下手、生きるのも下手
人生の殆どを睡眠に費やしている気がする。
異常な睡眠に悩まされ始めたのは小学校5年生の頃、中学受験の塾に行くようになってから授業中に強い眠気を感じるようになった。
小学校でも眠気はあったが、休み時間まで困るほどではなかったと記憶している。
中学生になってからは授業中ほとんど眠っていたと思うが、興味のある授業は起きていられた。数学と英語は特に眠気が強く、ほとんど起きていた覚えがない。塾でも強い眠気が出て先生に嫌われてしまって、何度も転塾した。
この頃から家でも異常な眠気があり、宿題をやっている最中に眠ってしまって親に酷く怒られていた。というか僕の親から受けていた叱責も暴力もほとんどの原因は居眠りだったので、これがなければ半分くらいは暴力を受けなくて済んだのではとさえ思う。
高校生では一日のほとんどを眠っていたし、興味の有り無しに関係なく眠気が襲っていた。休み時間も眠っていないと耐えられず、この頃からカフェイン剤を飲むようになった。しかし、ドラッグストアで手に入るカフェイン剤の規定量ではまるで効果がなく、ほとんど授業を聞くことが出来なかった。おかげでこの頃の成績は下から2番目だった。
大学に入ってからも異常な眠気は治ることはなく、授業中に眠ってしまって授業終了に気が付かずに気がついたら誰もいなかったとか、休憩室のソファで1コマだけ寝るつもりが2コマ経過していたとかがあった。
バイトしていた時も、立ったまま気絶しそうになることが何度もあった。
この頃からAmazonで海外の1錠200㎎のカフェイン剤を買うようになり、それを飲むとようやく活動ができるようになった。
人生のほとんどを睡眠に費やしてしまっている気がするし、睡眠によって損をしまくっている気がする。
おそらく睡眠外来などに行くべきなのだろうが、どうにも勇気が出ず、コンサータとカフェインでなんとかしている。
睡眠外来に行って「あなたの眠気は人間として至って正常であり、あなたが眠ってしまうのは心の弱さゆえです。」と言われてしまったら凹んでしまうので、勇気が出ない。
しかし、よく考えれば睡眠で破壊され続ける生活と1度の恥どちらを選ぶかというところはある。ワンチャン本当に睡眠に問題があれば何とかしてもらえるのかもしれないし。
しかし今は生活に余裕が無いため、とりあえずコンサータとカフェイン剤で凌ぐしかない。