セッションでお店や他の人の機材をお借りする時のマナー
こんにちは!ギタリストの飯田正樹です。
「セッションはこわくない」シリーズでは、音楽仲間とのジャムセッションをもっと気軽に楽しむための情報をお届けしています。今回は、お店や他の参加者の機材をお借りする際のマナーや注意点についてご紹介します。「人の楽器を借りて演奏するとき、どう扱ったらいいか不安…」と思う方も、ポイントを押さえておけば安心してセッションに参加できますよ。
1. 借りる前に心がけたい3つのポイント
1-1. 必ず一声かける
機材を使う前には、必ず店員さんや持ち主に「お借りしてもいいですか?」と確認を取りましょう。
小さな気遣いですが、トラブルを未然に防ぎ、快く借りやすくなります。
1-2. 設定をむやみに変えない
エフェクターや機材のツマミやセッティングは、持ち主の音作りの結果である場合も多いです。
自分好みにしたい気持ちもあるかもしれませんが、変更する必要があるときは「ツマミを少しいじってもいいですか?」など、一言断りを入れてから触りましょう。
1-3. 事前に故障や不具合を伝える
演奏していて音が出にくい、ノイズがひどいなど不具合に気づいた場合は、すぐに持ち主や店員さんに伝えましょう。
知らないまま使い続けると機材をさらに傷める恐れもありますし、周りに迷惑をかける原因にもなります。
2. 演奏中に気をつけたいこと
2-1. 音量バランスをしっかり調整
ジャムセッションは他のプレイヤーとの調和が大切。大音量で周りをかき消さないよう注意しましょう。
借りている機材であっても、自分の演奏パートが目立ちすぎないよう、周りの音に耳を傾けるのがポイント。
2-2. 汚れや汗に注意
キーボードやドラムなど、触れる部分が多い機材は特に注意。
汗がつきやすい真夏や、飲み物を近くに置く場合は、こぼさないよう十分に気をつけましょう。
演奏後に軽く拭いておくと、次に使う方への配慮になります。
2-3. 無理な演奏や扱いをしない
エレキギターやベースを借りて過度にスラップやアグレッシブな弾き方をすると、弦やピックアップを傷める場合があります。
ドラムの場合も、極端に力任せに叩きすぎると機材が傷むだけでなく、周りとの音量バランスも崩れがちです。
自分が使い慣れていない機材ほど、丁寧に扱う意識を持つと良いでしょう。
3. 演奏後のフォロー
3-1. 感謝の気持ちを伝える
借りた機材を返すときは「ありがとうございました!」と一言添えましょう。
シンプルですが、感謝の気持ちを伝えるだけで今後の関係がスムーズになります。
3-2. セッティングを元に戻す
勝手にツマミを動かした場合は、気づいた範囲で元の設定に戻しておくのがマナー。
店側が管理する機材の場合も、最低限「音量ゼロ」に戻すなどの気遣いを忘れずに。
3-3. 気になる点があれば報告
機材に不調があったり、何か異変を感じた場合は、店員さんや持ち主へ早めに報告しましょう。
小さなトラブルでも情報共有しておくことで、後々の大きな故障やトラブルを防げます。
まとめ
お店や他の人の機材を借りるときは、ちょっとしたマナーと注意だけで、より快適にジャムセッションを楽しめます。セッション仲間に気軽に声をかけ、相手の機材を大切に扱う姿勢を見せることで、周りとの信頼関係も深まるはずです。
マナーや気遣いを忘れず、セッションに積極的に参加し、音楽を通じて新しい仲間との出会いや、新たな発見を楽しんでくださいね。
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