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頭のいいひと

半沢直樹と言えば、あの小説、あのドラマ、あの土下座シーン、と今でもしっかり記憶に残っている。
今、ドラマを見直したら半沢ちゃんよう、それは無理があるのでは・・と思うかもしれないが。

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私は環境保全の業務に携わっている。保全基準の逸脱はとんでもないことであり、保全努力は絶対、の信念は持ってるつもり、なのだが。

最近、その業務にパワーゲーム理論を持ち込まれ、誰かがいわば土下座させられるのを見てしまった。

私はちょっとわからない。やるべき事をやった人が、何故責められるのか。

どうしてこんな事に、とつぶやいた私に上司は言う。自分の為のコマにならないと判断された人間は、一方的に無能な働き者扱いされて、排除されるのさ。それがサラリーマンなのさ。

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環境保全に軍人賛歌はいらない。
有能だろうと無能だろうと、よく働け。
世界はダイナミックに動き、それに乗り遅れることなく考え、沿うて、改善して、より良い方向に前進すべきなのだ。

ただ、そんな声は売上第一の企業には決して届かない。誰かのために、会社のために、そんな思いは時に踏み躙られる。

それならばいつか、私も無能な働き者扱いされるんだろうか。それならそれで、決して我慢はしないし土下座も断じてしない。
言う事は言ってスッと消えるご愛嬌だ。

怒ってもいないが、虚無感に襲われた先週だった。

いや、やはり怒っている。そして悔しい。