環境基本法から
業務上、気になった事があったので久しぶりに「公害防止の技術と法規・水質編」を見直した。その手の職種に携わっている人なら、ああ、あれね、あのぶっといヤツで通じる本だ。調べ物はサクッと終わらせて、久しぶりに法規編にある「環境基本法」を読んだ。
私はこの法律が大好きなんである。稀に見るかくあるべし直球文言。読みながら、そうだそうなんだと胸が熱くなる。
この文言が生まれるに至るまでの、公害や利権との戦い。足尾銅山の悲劇から始まる汚濁歴史一覧なんて、涙なくしては見られない。
ひとしきり思いを巡らせた後、水質関係有害物質処理技術や測定各論などを見る。環境保全に必要な作業と技術。当たり前を当たり前にし続けるための技術。何でも基本は地味なものだ。
環境保全業務は「何も起こらないように、何も起こらない事」をよしとする、地味な職種かもしれない。でも、油や排気や廃棄物などで水質や大気などが汚染されてしまわないように、当たり前の環境を維持すべく、守るべく裏方で努めるのも大事だ、、と思い、、せっせと仕事をするんであります。いや。地味。ホント。