【熱中症対策に役立つものも】利用者に寄り添った高品質な人工芝で学生やスポーツ選手を支えています
こんにちは。積水樹脂グループ広報note編集部 土井です。
今日は案外知られていない?当社のスポーツ施設関連事業、人工芝について
ご紹介させていただきます。
クッション性が高い「ロングパイル人工芝」
「人工芝」にも様々な種類があって、当社が多く取り扱っているのは「ロングパイル人工芝」です。
大学、高校、小中学校や地域の運動公園など幅広くご採用いただいております。
京セラドームやZOZOマリンスタジアムなどの人工芝はミズノ(株)様と共同開発した製品なんですよ!
実はこのnoteを読んでいるあなたの身近なグラウンドも積水樹脂の人工芝グラウンドかもしれません!!!
今回は関東支店 スポーツ施設営業所 高木所長(以下、高木さん)にお話伺いました!
土井)こんにちは!
高木さん)積水樹脂が人工芝を取り扱っていることは知っていても、どこで使われているかは、社内も知らない人が多いと思うんです。
土井)そうなんですか?
高木さん)ぱっと見では違いは分かりにくいので。人工芝は営業担当が受注してきた仕事を施工管理室のメンバーが現場で工事を管理し、「人工芝グラウンド」として完成したモノをお客様にお届けしてくれています。当社の人工芝は長寿命だと思いますが、長いお客様は10年以上使っていただいているので、メンテナンスも行っています。
土井)忙しい時期はあるんですか?
高木さん)学校の案件が多いと、皆さん学生さんが学校に来ない長期休暇の間に完成させたいとのご要望があるので、夏休みや春休みの施工は多いですね。
土井)それはわかります。では夏はお忙しいんですね。スポーツ専用の人工芝もありますが、競技によって人工芝も異なるんですか?
競技によって求められる仕様が異なります
高木さん)競技によって求められる仕様が少しずつ異なります。
例えば、ラグビーだと転倒時の頭部に加わる衝撃を抑えるために人工芝の下部にアンダーパッドの設置が必要になります。
土井)実は大ケガの発生を抑える役割も担っているのですね。スポーツはケガが心配なのでうれしいですね。
高木さん)サッカーだと天然芝に近い感覚が求められ、芝葉が起立している状態を求められます。
最近では少し珍しいですが、クリケットをしたいという要望があり、試験施工を実施し、ボールの跳ね具合を現地で検証してきました。
競技によって求められる内容が変わるため、しっかりとお客様のご要望を伺い、競技の特性を理解し、最適なグラウンド作りのお手伝いができるよう、日々研究を続けております。
人工芝で暑さ対策~熱中症対策にお役立ち~
高木さん)近年、夏の暑さは異常じゃないですか。
土井)そうですね、屋外のスポーツは心配になります。子どもの夏休みの部活なんかも。
当社開発のノズルで散水してくれる人工芝
高木さん)人工芝グラウンドでは表面温度が60度以上になることもあります。
夏場の暑さ対策として、「Viu(ビウ)システム」という特殊な散水設備も提案しています。全国で20か所以上採用いただいています。今年の夏も埼玉県の本庄第一高校に納入が決まっています。
土井)散水してくれるのですか!すごい!
ビウは微雨、ということですね。選手側としても保護者側としても暑さが少しマシになるとうれしいですね。
高木さん)はい、特殊な樹脂製ノズルが、高速で回転して広範囲に散水します。ミストだと細かい霧なので浴びると気持ちいいですが、風で効果は薄れてしまいます。一方このViuシステムはミストよりは大きな水の粒で、日差しで暑くなったフィールドの表面を濡らすので、短時間で表面を冷やし、かつ効果が長続きするんです。
この画像は東京都北区にある赤羽スポーツの森公園競技場です。
土井)区の施設で素晴らしいですね!この均等に水がでているように見えるのがViuシステムですね。
高木さん)はい、仕組みはこうなっています。実際のサーモテストも見てみてください。
高木さん)Viuシステムは環境負荷を低減できる技術として環境省ETV実証を完了しました。2020年当時では人工芝業界では初の取り組みだったんですよ。
土井)素晴らしいですね!
高木さん)安心、安全なグラウンド作りをめざし、皆様に貢献できるよう、スポーツ施設関連事業メンバー一丸となって日々頑張っております。
興味のある方、また一緒に人工芝を提案してみたい方はお気軽にお声がけください!
土井)ご要望が多くてとてもお忙しい中、お話聞かせていただいてありがとうございました!
(土井)