![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159071873/rectangle_large_type_2_fa8226352bbab81768c57d1f4e4102de.png?width=1200)
食品中の化学物質について〜①
はじめまして🤗
お初です!
元食品成分分析研究職
脱サラ農家のセキソンです👩🌾
初めてのぶーたれなので、使い方わからないから
軽く、僕がやってた内容について
触れようと思います
ただ、昨今
健康志向の高まりか、
ただ、メディアに毒されたのか、
農家でいうと、無農薬や有機栽培のような
農薬を使わない食べ物を買い求めたり、
あるいはアンチ化学肥料と言った人たちが
とても多い世の中になりました
僕も食品衛生、科学好きなので
ちょくちょくいろんなこと書いていくつもりですが、
note第一号記事として、気になる方は読んでみてください😀
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159073565/picture_pc_645d923b7690a0fa7239c40201b7f6ce.jpg?width=1200)
動物用医薬品とは
僕は「食品中の残留動物用医薬品」の検査研究を
行っていました
動物用医薬品(veterinary drug)とは
「動物に使うお薬」のこと🤔
人間も体調悪かったら、
何かしらのお薬を飲んだりしますよね?
それと同じように、動物も
体調悪いなどの場合、お薬を使うものなのです
ただ、聞き馴染みのない方も多いと思います
「残留農薬」
これは聞き馴染みある方も多いはず!
これとついをなすように検査されているのが
「残留動物用医薬品」なのです
検査の対象としては、ザックリいうと
お野菜などが「残留農薬」に対して
お肉、魚、牛乳、はちみつなどが「残留動物用医薬品」
って感じ〜
抗菌剤
動物用医薬品の中にも
いろんな種類がありますが、
僕はいわゆる「抗菌剤」を専門としていました
抗菌剤と呼びましたが
詳しい人からすると
「抗菌性物質」、「抗菌薬」、「抗微生物薬」など
同じような意味でも、違いがあるので
今回は僕が呼びやすい
抗菌剤と呼ぶこととしますね🤗笑
で、
「抗菌剤」とはなんぞやというと
「細菌を殺菌する作用のある物質」です
殺菌的、静菌的〜とか
グラム陰性、陽性菌に対して〜とか
ペニシリン系、βラクタム、マクロライド〜とか
話せば尽きないんだけど、
まぁ、「細菌に効くお薬」なのだよ!笑
何度も言ってるけど、
「細菌」に対して効果を示す物質であって、
「ウィルス」や「真菌」には、あまり意味ないので
勘違いないように
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159078309/picture_pc_273f8406a25c578a7a2fb654fea69d1c.png?width=1200)
検査手法について
食品中に残留する動物用医薬品を検査するには
「前処理」と言われる、
食品から検査すべき対象となっている物質を
「回収」する作業がある
その後、回収した物質を
「定性(何という物質名か)」
「定量(どのくらい入っているか)」するのだが
その検査方法は
抗菌剤には2種類あるので
触れていきたい
理化学的検査
検査や分析と聞くと、科捜研の女をイメージする方が
いると思う
まぁ間違いではないけど、
あれは少し、うーーーーん?
って感じ笑
軽く触れると
質量分析計LC-MS/MSなどを用い、
物質の質量を測りつつ、
何の物質かを「機械で測定方法」のこと
微生物学的検査
抗菌剤の特徴的な検査として、
「bioassy」と呼ばれる
細菌を用いた検査がある
機械で全部測れるなら
機械でやればいいじゃんと思うかもだけど、、、
抗菌剤とは、
細菌を殺菌する物質であり、
「抗菌活性(細菌の増殖を抑える効果)」を
持ち合わせていないといけない
機械では質量で測定を行うため、
抗菌活性を測定することができないという点で
必要とされる検査だ
まぁ、
機械めちゃくそ高いし、
微生物検査は安いというのもあるんだけど、
機械では見逃してしまうケースがあるため、
そういう場合に
抗菌活性があれば、微生物学的検査で
見逃さないで検査できたというケースもあるため、
両方の検査を駆使することが大切だと
考えている🤔
ちなみに
納豆菌に近い、細菌などを培地に接種し、
回収した物質を培養、測定するわけなのだが、
抗菌活性がある場合、
「阻止円」や「ハロー」と呼ばれる、
細菌の生えない部分ができ、
その大きさなどで判断する!
最後に
すごーく軽く触れました😅
食品中にどんな薬剤が残ってるとか
どのくらいの量が残ってるとか
気になると思うんですけど、
反応次第でまた書きたいと思います😀
ちなみに
僕の領域で言うと
食品中成分分析ということで、
動物用医薬品、農薬、食品添加物など
健康オタク的には
気になる話題の一つだと思いますが、
今後確実に来る、厄介なものとしては
「薬剤耐性菌」です
専門であった、抗菌剤っていうのがまさに
関係していて、
動物領域と人間領域で使用する薬剤は違うが
系統としては同じものを使っているため
食肉の生産のために、
不適正な薬剤の使用を行なっていく、
または
風邪だから、抗生物質ください!!!!!
みたいな適当な使用を繰り返していくと
薬剤耐性菌で人がタヒにます
てかすでに結構、、、
今後、さらに注意が必要ですよ
乱雑に書き殴ったけど、
読めるかなこれ?😅笑