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組織は遅い人に合わせる


僕はノートを取るのが遅い

友達は待っててくれた
そのせいで、学食の席が埋まってしまい、
某牛丼チェーン店で飯を食う事になった

学生時代の何気ない思い出


そんな経験は誰しもあるだろう
自分のせいで、迷惑かけてしまったことが

それはそれでちょっと遠出をするけど、
友達的には「あんまり気にすんなよ」的な感じで
悪くいうやつはいないよね

ただ、僕はその時、超絶落ち込んでいた、
みんなについていけないことや
迷惑をかけたということに


お昼のお店が混んでる時間帯

注文して待ってると、たぶん僕らに出てくるであろう
食事が置いてあるのを目にした

すぐ出てくるかな?と見ていると
ほんの少し、出てくるまでに時間がかかった

それは
「味噌汁」の用意をしていたから


その光景を見た時、
「あれ?俺と一緒じゃね?」と思った

というのも
今日、ノートの書写しが遅かった僕のせいで友達に
迷惑かけた「僕」と
他は出揃っているのに食事を提供できない状況を
作った「味噌汁」って
同じじゃん!とテンションが上がったのを覚えている

本当にくだらないとは思ったが、
よくよく考えてみると、
組織ってそんな感じなのかもなぁと
考えたのを思い出した
ただ、当てはまることがよくある

今現在、学生野球の指導者を
させてもらっていることから、野球では
どの様な点で当てはまるかを考えていきたい


某牛丼チェーン店での経験を深掘る

上記に記した、状況を確認すると

「僕の場合」
友達はノートに書き写しできてる

僕はノートに書き写しができていない

友達を待たせる

学食に間に合わない

「某牛丼チェーン店」
牛丼などは準備できている

味噌汁は準備できていない

食事の提供ができない

お客さんを待たせる


この構図で見ると
「僕」と「味噌汁」は一緒だと思ったのだ
タイトルに書いた、
「組織は遅い人に合わせる」という
「遅い人」とは僕と味噌汁にあたる


その関係性の場合、
問題課題を「お客様を待たせること」と設定すると
解決策は「提供速度を上げること」である
(簡単にいうと)
解決策を実行するにあたり、できることと言うと
・味噌汁の調理速度をあげること
・味噌汁を全体が揃うタイミングに合わせて調理すること

などが挙げられると思う

先にできた順番に提供するという考えもありだが、
全体が揃って、1つの料理が完成するという観点や
味噌汁から飲みたい人もいるので、
お客様の考えを把握していた場合には
満足度が高まるだろうが、
そんなことハードなお昼の状況では厳しいので
全体の料理を揃えるスピードを上げて、
提供スピードが速くなるのが最も良いと思われる

で、
当時は某牛丼チェーン店にかなり通っていたため、
よく見ていると
調理順番としては、お味噌を1番最後にして
提供していたので、
マニュアル的やお味噌汁は熱いうちに的な考えが
あると思われるため、

タイトルの言葉で言う
1番「遅い」に当てはまる、味噌汁というのが
提供速度に直結しているということになり、
この部分を考慮した上で提供していると言える


野球チームの場合

タイトルでいう、「遅い人」というのは
スポーツに当てはめると
「実力レベルの低い人」という事になる

それを野球に当てはめると
守備ではそれぞれに適性や求められることが違うため
当てはめにくいが、
バッティングを行う際の「打撃の順番」
いわゆる「打順」と「チームの構造」については
当てはめられることがあると思う


打順

打順にもいろんな理論があるため、
日本的な考えやMLB(メジャーリーグ)的な考えなど
正直、1番〜9番バッターまで
いろんな作戦が詰まっている

そこを大雑把に
上位打線(1番〜5番)と下位打線(6番〜9番)に
分けた時、上位打線は下位打線のバッターより
打てる人を並べることが多い

なぜなら、実力があり、打てる人を
上位打線に置くことで、1回でも多く、
打つ場面を回して、点数を稼ぎたいと思うから

(打つ以外にも点数が入る要素などは
たくさんあるけど、今回はそんな感じに解釈しといて!)


で、
上位打線は打つため、
ランナーとして塁が埋まっていくが
下位打線が打てないと点数が入らない

よくあるのは、
4、5番との勝負を避けて、それ以降が打てず、
ランナー残塁など


野球は守備面もあるため、
打撃も守備も走塁も全て完璧な方がいい
しかし、現実問題として
守備が上手いけど、打撃が上手くない人もいる
ただ、そういう人が下位打線にいた場合、
アンパイとして見られてしまうので
どうしても、打撃のレベルアップを望んでしまうのだ

だって、上位打線との勝負を避けて
下位打線と勝負した方が打ち取れる
確率が高いから

(すごく単純な野球の話をすると)


題名でいう、「遅い人」=「打つ確率(打率)の低い人」
とした時、やはりチーム的には
打てない人にも目を配らなければ、
打てる人との勝負を避けられてしまい、
厳しい状況になると言える

(ここでいう、下位打線の実力アップが必要という
結論になるよね)


チーム構成について

野球のチームを見ると

首脳陣(監督、コーチ、オーナーなどの大人)

キャプテン、副キャプテン

主力選手

その他の選手

の様にヒエラルキーが形成されている

そして、強いチームはどの様な状態か
題名と掛け合わせた、僕なりの考えを述べる


プロ野球チームでは

普段から首脳陣の存在が大きく
作戦面や人海戦術が優れていると、
名将などと称えられたり、
選手以上の存在感を示すように
報道で取り上げられたりする

それというのも、同じ実力の選手がいた場合、
首脳陣である、監督コーチの試合采配は
勝負に直結しやすい

その様なヒエラルキーだと感じているが
題名でいう「遅い人」というのは
「チーム全体を通して」と
「1軍の試合に出る選手」という2つの枠組みにおける
「実力レベルの低い選手」が挙げられる


「チーム全体」でいう、「実力レベルの低い選手」は
ファームと呼ばれる2軍や3軍、育成選手など、
1軍の試合にはまだ出れない人たちを指すが、
その様な選手を育てるために、
うまく指導できるコーチを雇い、
実力アップに勤しんでいる


「1軍選手」でいう、「実力レベルの低い選手」は
ファームで実力をつけた選手とうまく入れ替えることで
勝てる様に調整している



要は「実力レベルの低い選手」を上手く育成し、
首脳陣がうまいこと組織運営をすることで、チーム内で循環を起こし、チームを強く保っていると言える



学生野球では

プロ野球と若干違いを感じていて、
首脳陣の方針などは大切だが、
プロと比べると技術もメンタルも
未熟な学生のため、
「自主性」が最も重要である

そのため、ヒエラルキーでいうと
形は同じであるが、
最も影響力を持つのはキャプテン、副キャプテンで
なければ強いチームは作れない

いくら、首脳陣である大人がやる気を出しても
学生がついてこないと、本末転倒である

そのため、若干の首脳陣=大人と
学生=子供(言い方語弊あるかも、許して😅)
の様なジェネレーションギャップもあることから、
その隙間を埋めるためには
学生同士で、やる気を出して練習や試合に向かわねば
勝てないという構図となっている


その上で、
学生同士で高め合う必要が出てくるが
実力レベルの低い選手がいると
「ミスしたらもういっちょ!!」
「もう1球お願いしまーす!」
など全体練習の中で、その様な選手に合わせて
練習がストップしたり、合わせて進む傾向があるため、
必然的に「実力レベルの低い選手」のレベルアップが
必要になっていく

さらに、学生野球では
「やる気度合いの低い選手」に流されてしまう時が
あるため、選手のヒエラルキートップである、
キャプテンや副キャプテンが仕切ることで
その様な選手たちのモチベーションを上げ、
良いチームになっていく


最後に

書いていて、
なんだかまとまりきれてないことがある気がするけど
要は飯出てくるのが遅かったのは
味噌汁のせいだってことかな笑

そして、組織も意外と同じ様に遅い人に合わせる様だ
某講演家YouTuberと同じこと言っていて
「僕の考え間違ってなかった、、、」
と思った記憶がある

ということです
読んでくれた人ありがとう!

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