18日に通っている茶道教室の初釜があった。
茶道を初めてかれこれ8年くらいになる(その間コロナだったり仕事で忙しかったりで空白期間も結構あるが)。
今回はお炭の手前の担当をさせていただいた。
亭主役でもあったので、お軸や道具の名前なども覚える必要がありなかなか大変だったが、皆さんの助けもありなんとか役を終えることができた。
茶道は庭師に取って必要な知識や見識が詰まっているので、そういうものを知るということで始めた。しかしやってみるとそれだけではなく、普段の生活で忘れていること、モノの見方、姿勢なども気づかさせてくれる。
これは少しやっただけではわからないところもあり、言葉でも説明は難しい。手前の形は決まっているし、その通りにやらなければいけないのだが、それを覚えて形通りにやるというのは実は本質ではなかったりする。それがなぜその形なのかという理由や、相手への思いやりを考えたらその形なのであるということが見えてくると、自然と腑に落ちてくる。
巡り巡って、それは庭造りや手入れの仕方にも返ってくる。
そんな感覚。