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#3 モンブランパフェ MA-O

夕書房・文庫喫茶のコーヒーとともに楽しめるデザートがあったら……。そんな願いを叶えるのが、大阪在住のパティシエ・MA-Oさんによる、オリジナルデザートの出張提供「パフェの日」。

このマガジンでは、MA-Oさんのお菓子の世界の魅力を、イラストとエッセイでお伝えしていきます。今回は、深まる秋を五感で感じられるデザート「モンブランパフェ」。夕書房のコーヒー(または紅茶)、そして色づき始めた衣笠山の紅葉と一緒にお楽しみいただきます。
提供は11月23日(土・祝)の午後、入替制(各2時間)で各回8名限定。どうぞお早めにご予約ください。
*11月10日追記 12:00-, 14:00-の回は満席となりました。16:00-の回は受付中です!


栗の山へ。

秋深まる11月、今回のパフェは「モンブランパフェ」です。

茨城県笠間市「かねこ農園」さんの美味しい人丸栗を、たっぷりと使いました。栗本来の優しい甘さを味わっていただきくて、全体の味はシンプルにまとめています。

栗は3つのパーツで登場します。
トップには、蒸した栗に砂糖を加えて炊きあげた栗のペーストをフワフワに裏ごしたものをこんもりと。
中央には、コクのあるきび砂糖でじっくりと炊いた渋皮煮を忍ばせます。
そして最後の一口として、フランス・アルザスの洋梨リキュールをほんのり効かせた栗のソースを。

次は栗に合わせる食材です。
私の1番好きな栗料理は、やはり「栗ごはん」。
栗とごはんを口に入れたときの、あの幸せな気持ちを再現すべく、フワフワ裏ごし栗には、お米のミルクアイスクリーム(日本酒入り)を合わせました。相性のよい「お米」と「栗」、ぜひ一緒にお召し上がりください。

そんな栗の山の頂上には、焚き火のようなスモーキーな香りが特徴の「いり番茶」のメレンゲを、パフェ中央には和紅茶のジュレを忍ばせて、「栗ごはん」を食べた後のお茶のような、さっぱりした口当たりを加えています。
栗と同じ時期の山の恵みである梨や柑橘類(青みかんのソース、国産ベルガモットの甘酸っぱいメレンゲ)、そして爽やかな酸味のあるローゼルを加え、日本の秋の味覚を詰め込んだ一皿に。

衣笠山の木々も色づく頃、秋の山を散策しているような気分を、この「モンブランパフェ」から感じていだけたら幸いです。

〈プロフィール〉
MA-O
(まあお)
金沢美術工芸大学デザイン科卒業後、洋菓子店、フレンチレストラン、百貨店、ホテルでパティシエとして勤務。現在、大阪のカフェに勤務しながら、季節の果物を使った美しくおいしいお菓子を作り続けている。
Instagram:mao.kashi

コーヒーが苦手な方は紅茶をセットに

パフェの日#3 MA-Oさんの「モンブランパフェ」

日 時 2024年11月23日(土・祝) 入替制
    12:00-14:00 定員8名 満席
    14:00-16:00 定員8名 満席
    16:00-18:00 定員8名
会 場 夕書房・文庫喫茶
    京都市北区小松原北町59-21
料 金 1400円(税込) モンブランパフェ+夕書房ブレンドコーヒー

ご予約はこちらから

◉当日は、焼き菓子(テイクアウト用)の販売もあります。どうぞお楽しみに!


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