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ぼくらの「アメリカ論」

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ぼくらのどこかに、いつも「アメリカ」がある。 高知、神戸、東吉野。文学者、建築家、歴史家。居住地も職業も違う3人が、互いの言葉に刺激されながら自分にとっての「アメリカ」を語る、こ…
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#沖縄

17 原爆、安保、沖縄 青木真兵

『はだしのゲン』の衝撃たぶん小学3年生か4年生のころだったと思う。道徳の時間に観た『はだしのゲン』のビデオで、原爆は僕の中で完全にトラウマになってしまった。 アニメーション映画『はだしのゲン』は太平洋戦争末期の1945年8月6日、広島に原爆が投下された後の数年間にわたる主人公、中岡ゲンとその家族・友人たちの生活を描いた漫画作品が原作である。観たことのある人は知っていると思うが、まず冒頭のシーンが衝撃的なのだ。 「観ない」という選択をした同級生もいたから、担任の先生は事前に注

14 「ちょうどよく」とどめる精神で 青木真兵

幼い頃から「戦争」というものに関心があった。 一口に戦争といっても、さまざまな側面がある。兵器か軍隊か。国内政治か銃後の生活か。国際政治や戦地での日常について……こう列挙してみると僕の関心が見えてくる。 やはり軍人として戦地に赴くこと。そして日常のルールが一気に変わってしまうことに興味があったのだと思う。それは自らの意志が尊重されず、半ば強制的に戦いに駆り出されることを意味するからだ。 沖縄戦の衝撃印象に残っているのが、明石家さんまが主演していたドラマだ。調べてみると『さと