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枕にしてくれて、かまわないよ。

老犬の日常としてはごく普通なのかもしれない。うちの13歳の愛犬ちゃんは一日の大半を寝てすごす。

彼女が健やかでいてくれれば飼い主としてわたしはそれ以上何も望むことはない。

だから食事と散歩の時間以外ずーっと眠っていても一向にかまわない。

フローリングに寝っ転がって扇風機の台座のはしっこに頭をのせて眠っていてもかまわない。

ダイニングテーブルでnoteを書いているわたしの足元に横になって、わたしがぬぎっぱなしにしている草履スリッパを枕にしてすぅーすぅー寝ててもかまわない。

「かまわないよ、まったくかまわない」


穏やかに眠っている愛しい姿を見つめられるこの時間、いつまでもいつまでもつづいて欲しい。


なんだか急にそう願わずにはいられない気持ちになってしまった。

見慣れたなんてことない日常の一コマ。
でもそこに愛おしさと小さな幸せがつまっていたんだな。

ほんのささいな気づき。
だけど大事な大事な気づき。

ここに留めておきます。


おわり



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