中今に生きる

赤城自然園に行ってきました。


登山やキャンプはちょっとハードルが高い。けど、森林浴したいという方には、「赤城自然園」はおすすめです。
暑い最中に、先日行ってきました。森の中は、小川のせせらぎと共に涼しくて、癒されました。
ぜひ、足を運んでみてください。

脳は緊張状態!?

そんな森林浴には以前から興味がありましたが、実は、トレーニングするといつだって、リラックスすることができます。
そもそもリラックスとは何でしょうか?
私たちの脳は、どちらかというとリラックスの反対、緊張状態にあることが多いです。いつでも、大脳新皮質での理性と、旧皮質の感情がぐるぐると回路を回しています。
ぼーっとしようと思っても、
「さっき、Aさんが言ったことって、どういう意味だったのかしら。私が迷惑かけちゃったかな。」
「今日の夕飯は何にしようかしら。」
とか。自動思考が回ってきます。
自動思考というのは、過去の後悔か、未来への心配で占められています。つまり、いつでも、意識が過去か未来に執着しており、今にないということになります。

なぜ、人は、森林浴をしたがるのか?

それは、いつも意識が過去か未来にあり、脳が緊張しているから、脳を森林と周波数を合わせることによって、地球のシューマン波と共振することによって、脳をリラックスさせたいからではないでしょうか。
では、森林浴とか、サウナとか、旅行とか、非日常の環境に身を置かないと、脳はリラックスできないでしょうか?
実は、そんなことありません。
雑踏の中にいても、脳をリラックスすることができるのです。

脳をリラックスさせる呼吸法

実は、単純なんです。
人間の脳は、呼吸に意識を集中させているときに、意識を遠くに飛ばすことはできないのです。
だから、息を吸って、吐いてに意識を向けるだけで、中今に生きることができます。
脳機能から、考えると、ビバッサナー瞑想法や幾つかの瞑想法は、呼吸に意識を向けることから始まるのも、納得できます。
それゆえ、
「今」と言いながら、息を吸います。
「ここ」と言いながら、息を吐きます。
その時に、おへその下(丹田)あたりから声が出ていると想像します。実際に声に出さなくても大丈夫です。
私は、自分が5歳の頃の「さやちゃん」が、「今」「ここ」とお腹の中で囁いているのを想像しながら、呼吸に意識を向けます。
これ、やってみてください。5分続けられたら、結構すごいです。気がつくと、他のこと考えています。
すると、脳がし〜んとなります。
今まで、ずっと、脳が絶えず動いていて、寝ている間も夢をよくみて、休まってなかったんです。
ところが、自分の呼吸法で、脳がし〜んとなるんです。
めちゃくちゃリラックスします。
サウナに行かなくても、森林浴しなくても、家のリビングでも、診察室でもどこでもリラックスできるようになったのです。
これは、私の人生にとって、大きな発見でした。

睡眠が深くなる呼吸法

心療内科で、「眠れない」人の相談を受けている内に、私も眠れないことが多くなっていました。
医者として、良かったのは、眠れない人の気持ちがかなり分かるようになりました。私は敏感なので、患者さんの脳と共鳴していたんですね。すると夜になると、恐ろしい不安に襲われます。
「このまま眠れなかったらどうしよう。」(未来の不安)
「〇〇はどうなってただろう。」(過去の後悔)
患者さんの気持ちが分かるようになったので、診療の質は上がったかなと思います。だって、私が患者になったようなものですから。
不眠相談を受けている医者が眠れないなんて、仕方がないと思い、自分で自分を治療しました。

まず、昼寝の時間が遅くなっていたので、13時半から30分間に揃えました。
次に、視床下部に溜まっている、スパイクタンパク(シェディング)を解毒して、ATP活性を上げました。
夜間低血糖で目が覚めるのが怖くて、夕食のご飯の量を増えてしまっていたのですが、逆で、ご飯を食べないか、半分量にして、おかずの量で調整することにして、血糖スパイクを抑えました。
そして、寝る前に、「今」「ここ」呼吸法を実践しました。すると、朝までぐっすり眠れるようになりました。最後の、呼吸法がかなり大切だと実感しています。

ランニングの質が上がる

睡眠の質が整うと、また、一層、走れるようになりました。
とは言え、2−3km平地を走って、また、2kmくらい山の中歩くを繰り返しています。
体調が良い時は、体が軽く感じられるし、前の日にお酒を飲む量が少し多かったり、眠りが浅かったりすると、体が重くて走れないんです。
そして、重要なことは、走っている時、歩いている時、「今」「ここ」呼吸をするようにしたんです。
そうしたら、脳がとてもリラックスするんです。
金山の森の中での、鳥の鳴き声、蝉の鳴き声が、今まで以上に脳に響いてきます。
それまでは、歩きながら、いろいろ考えていたんです。仕事のこと、家族のことなど。でも、呼吸に意識を向けただけで、今に生きることができて、森との共振が始まりました。
これは、私にとってとても大きなことでした。

簡単なことだけど、続けるのは難しい

よく、患者さんに聞かれるんです。
「どうしたら、私のコレステロールは下がりますか?」
「どうしたら、お腹の調子が良くなりますか?」
「どうしたら、きれいになりますか?」
「どうしたら、眠れますか?」
単純なんです。睡眠と、食事と運動と、排泄、この4つをコントロールすること。
でも地道なんですよ。
健康づくりって、みんなが考えるような、派手なものではなく、地味なんです。
幸せは、掴み取るようなものではなく、今ここに感じるものなんです。(super beaverが歌の中で繰り返し言っているので大好きです)
だからこそ、誰でもできるし、誰でも今ここに幸せに生きることができるんです。
今回は、呼吸法のついて書きました。また、生活で工夫することを発信していきますので、参考にしてくださいね。

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