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フィンセント・ファン・ゴッホ / メトロポリタン美術館
デザインのセレンディピティ
グラフィックデザイナーであり、大阪芸大教授の三木健さんのお話を聞いたので、シェアします。
お聞きした話をさらっと振り返ると、
俗人的なクリエイティビティや発想力に頼るということではなく、やはり「コ・デザイン」として他人の脳味噌を借りて、対話の中で新しい閃き(仮説)、物語、コンセプトを作っていきましょう、と。
で、そのコンセプト、魂ってのは見えない「概念」なので、
それを可視化するのがデザインの役割。
難しいのは概念の言語化とそれの可視化、つまり、構想力ですよね。
どんなにその概念が先見的でビジョナリーで、人を感動させるものであったとしても、それをしっかりと具現化し、それを起点とした自己・他者との対話、バウンダリー・オブジェクトがやっぱり必要ですよね。
デザイナーに求められるのは表現としての美しさだけではなく、
対話を促す問いを投げかけたり、その場をファシリテーションする
場の創造といったリーダーシップを求められるところですよね。
そして、ブランディングの3つの作りは、なるほどなぁと思いました。
言いやすいし、覚えやすい。勉強になります。
まずはコンセプト・理念を深掘りすることだし、
結局、それはベルガンティの「意味のイノベーション」しかり、
内発的な提案、つまりInside-Outのアプローチですよね。
ベルガンティは「スパーリング」って言ってましたけど、
そこでよりコンセプトやビジョン、意味というのものをソリッドにしていくことが必要であると。
自分は対話やナラティヴを研究している立場なので、
やはり創造性と対話については、もっと研究していきたいなぁと思いました。
武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエ イティブリーダシップ特論 第11回(2021年9月20日)にて