「元を取れるか」で諦めるのはもったいない。
4月になり、子供達は新しい学年になった。
初めて一緒になったクラスメイト、去年とは違う教室や先生。最初は不安そうだったのにすぐに馴染んだよう。新しい世界はいい刺激になる。
私も新しいことを始めることにした。動画を制作するスキルを高めるために専門のスクールへ。
オンラインでの受講環境を整えるため、この1週間は投資しまくった。投資総額は既に70万円に近い。
ふと頭をよぎる「元を取れるのか」の思い。
でもこれは成長機会を奪う悪魔のワードだ、と思う。
大抵、元は取れないもの。
ここからは個人的な考えだが、大抵の場合、元なんて取れていない、と思っている。
ケーキ食べ放題に行っても、焼肉食べ放題に行っても、「元を取った!」と思った試しは正直ほとんどない。
元を取れなくても、そこで友達や家族と過ごしたかけがえのない時間や会話、得た知識などがあれば、私は十分だと思うのだ。
習い事や学びの機会も同じで、それがマネタイズできなかったら意味ない、なんてことはなく、自分の新しい一面を作ってくれる貴重な時間になっていく。
お金は活かさなきゃ意味がない。
そんなこと言ってる自分自身、以前は「投じた費用に見合うだけ稼げないなら意味ない」なんて思っていた。
でも、いろんなお金の使い方をしてきて思うのは「お金は活かさなきゃ意味がない」ということ。
生きていくために必要な貯蓄はするべきだろうけど、必要以上に溜め込むのではなく、自分の人生を彩り豊かにするために、お金を活かすことも大事。
だから、元を取れるか、と考え、稼げるかわかんないし、趣味程度だし・・・なんて諦めるのはもったいない。
趣味でも、ちょっと好きなだけでもいい。少し詳しくなったり、知識の幅を広げるだけで生きるのはどんどん楽しくなるんじゃないだろうか。
おまけ
私は建築関係の資格を持っていて、それを使った仕事には付かなかったけど、おかげで今は建築現場の立て看板を見るだけで楽しい。
基礎の種類や工法とかをみて、どんな建物ができるんだろうとワクワクする。
建築物を見て、構造を考えたり、どうやって建てたのか思いを巡らせたり。それ自体は何のお金も生み出していないけど、自分の人生はとても豊かになった。
だから、元が取れるかで諦めるなんてもったいない。
やってみたいと思うならやってみよう。
人生を楽しくするのは自分次第だ。
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野球好きな母が日々感じたことを綴ってます。何かのお役に立てたら幸いです。